インターネットを使って、どこでも簡単に賭けることができるブックメーカーですが、どのように生まれ、どのように進化してきたのか、気になる方もいるのではないでしょうか。
ブックメーカーはイギリス発祥であり、現在もイギリスのブックメーカーは世界各地で大活躍しております。
今回の記事では、ブックメーカーの成り立ちと、ブックメーカーの市場、イギリスのブックメーカーを紹介していきます。

イギリス生まれのブックメーカーとは

ブックメーカー(Bookmaker)とは賭け事を主催している会社の総称をいいます。
現在は世界中に数千社存在していると言われていますが、もともとはイギリスからブックメーカーは生まれました。
特徴してはインターネットを使って世界各地のスポーツや事象に対して賭けることができます。
事前の配当金(オッズ)が公開された状態で、試合前だけでなく、試合中にも賭けることができる点が人気の理由となっています。
最近のブックメーカーでは、賭けた後にベットキャンセル(キャッシュアウト)ができたり、ライブストリーミング動画視聴ができたりと、日々進化しています。
ブックメーカー イギリスの歴史について

ブックメーカーの歴史について解説していきます。
ブックメーカー(スポーツベッティング)は1790年代にイギリスのロンドン北東部のニューマーケット競馬場で『ハリー・オグデン』という人物が出走馬にオッズをつけて賭けを始めたと記録があります。
始めた頃は競馬文化にギャンブルがそぐわないという理由で反対の声があり、1845年には競馬を対象にギャンブルを禁止する法律が誕生しました。
ですが、1960年には禁止から大きく方向転換し、政府発行のライセンスを取得することで運営ができるという許認可制になり、現在に至ります。
1990年代後半になってくると、インターネットの登場により、ブックメーカーも店舗型ギャンブルから、オンラインギャンブルに移行し始めます。
英国大手のブックメーカーである、ウィリアムヒル、bet365などが次々にオンラインギャンブル化、2010年代になると、ほぼ実店舗がなくなり、今に至ります。

なぜここまで人気がでたの?

ブックメーカーがなぜここまで人気が出たのかを詳しく解説していきます。
ヒントはインターネットの発達にあります。
- 配当金(オッズ)が高い
- 配当金(オッズ)が事前に公開されている【ブックメーカー方式】
- 試合前だけでなく、試合中の賭けを楽しむことができる
- 賭けることができる種目・事象が多い
- ベッティング機能の進化
簡単に紹介していきますね!
①配当金(オッズ)が高い
ブックメーカーの人気の理由は配当率の高さにあります。
下記の表における還元率とは、ブックメーカーが売り上げた金額から、ユーザーへの払い戻しの割合を示しています。
賭ける項目 | 還元率 |
ブックメーカー | 90%~98% |
パチンコ・パチスロ | 80%~85% |
競馬、競艇、競輪等 | 74.1%〜75% |
サッカーくじ (非課税) |
49.6% |
宝くじ (非課税) |
45.7% |
こちらは、税金を納めた後の数値となります。
サッカーくじ・宝くじは税金がかかりません。
このようにブックメーカーが頭1つ抜けていることが分かります。
理由としては、実店舗ではなく、インターネットで賭けられる為、固定費が少ないということと、事前にオッズが公開されていることが、公営ギャンブルと比べ、優れているからです。
同じ試合、同じレースでも、ブックメーカーの方がオッズが高いことが多いです。
②配当金(オッズ)が事前に公開されている【ブックメーカー方式】

ブックメーカーは上記の写真のように事前にオッズが公開されています。
日本の公営ギャンブルである、競馬や競輪などでは、試合終了後に配当金を決めるというパリミチュエル方式を使用しています。
パリミチュエル方式とは
賭けの総売り上げを確保し、運営側はそこから一定の割合を差し引き、残りの金額を賭けに勝利した人に配分する方法です。

③試合前だけでなく、試合中の賭けを楽しむことができる

ブックメーカーは試合前のオッズだけでなく、試合中の賭けも楽しむことができます。
試合観戦が好きな方や分析が得意な方はライブベットの楽しさにハマること間違いなしです。
④賭けることができる種目・事象が多い

公営ギャンブルと違い、ブックメーカーは世の中にあるスポーツや事象全てが賭けの対象となります。
皆さんが知っているようなスポーツや政治、大統領選挙、宝くじなど、様々な賭けができます。
⑤ベッティング機能の進化

ブックメーカーは日々進化しており、様々な機能が増えてきております。
特にキャッシュアウト機能とライブストリーミング機能、ボーナス、プロモーションなどは画期的であり、素晴らしいです。
キャッシュアウトとは
勝敗が確定する前に、自分のタイミングで表示されている金額分を払い戻しする機能です。
ライブストリーミング機能とは
現在開催中のスポーツを無料で放映してくれる機能です。
ボーナス・プロモーションとは
ブックメーカーに応じてユーザーが楽しめるようなイベントや、条件を達成するとキャッシュバックや景品を獲得することが出来ます。

市場規模について

続いて各国のブックメーカー市場について解説していきます。
①イギリス
ブックメーカーの発祥国であるイギリスでは、5,000億円以上の市場規模があります。
日本の公営ギャンブル(競馬・競輪・競艇・オートレース)とスポーツ振興くじの合計が約6兆円と言われているので、意外と低いことが分かります。
ですが、イギリス経済を支えている1つの事業体としてブックメーカーは欠かせないものとなっています。
②アメリカ
経済大国であるアメリカでは、『1992年連邦プロ・アマスポーツ保護法』により、スポーツを対象としたギャンブルは規制されていました。
ですが、2018年からブックメーカーの合法化が進めており、全てのスポーツに対して賭けること許可しています。
その結果、2021年時点では51州のうち26州が合法化され、わずか2年で200億円以上の税収を獲得しました。
③日本
現在日本ではブックメーカー(スポーツを対象としたギャンブル)に関する具体的な法律は存在していません。
その為、海外ブックメーカーでライセンスを取得している合法サイトでも、日本の参加者だけが違法という矛盾した状態となっております。
日本人のブックメーカー利用者は現状少ないですが、オンラインカジノと同様、合法化に向けて検討を行っているとのことです。
合法化された場合、6兆円以上という大きな市場が生まれるため、先行して海外ブックメーカーも日本語対応したサイトやサポートを日本で提供しています。

イギリス生まれのブックメーカーサイトを3つ紹介
ここからはイギリスから発祥したブックメーカーの3サイトを紹介します。
いずれも最も難易度が高いと評判のイギリス政府からライセンスを取得しており、非常に信頼できるブックメーカーばかりです。

①bet365(ベット365)

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登録のしやすさ | ⭐️⭐️⭐️⭐️ (4.0) |
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サイトの使いやすさ | ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️(5.0) |
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賭ける項目・種類・オッズ | ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️(5.0) |
初心者向け | サイト・サポート共に日本語対応 |
入出金方法 |
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備考 |
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②WilliamHILL(ウィリアムヒル)

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登録のしやすさ | ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️(5.0) |
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サイトの使いやすさ | ⭐️⭐️⭐️⭐️ (4.0) |
![]() |
賭ける項目・種類・オッズ | ⭐️⭐️⭐️⭐️ (4.0) |
初心者向け | サイト・サポート共に日本語対応 |
入出金方法 | |
備考 |
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③betway(ベットウェイ)

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登録のしやすさ | ⭐️⭐️⭐️ (3.0) |
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サイトの使いやすさ | ⭐️⭐️⭐️ (3.0) |
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賭ける項目・種類・オッズ | ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️(5.0) |
中・上級者向け | サイトは英語対応、サポートは日本語対応 |
入出金方法 |
|
備考 |
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ブックメーカー イギリス まとめ
いかがでしたか?
イギリス生まれのブックメーカーと各国の市場、おすすめイギリスブックメーカーについて解説してきました。
スポーツギャンブルにおいて、日本市場の価値が高く、今後の合法化やブックメーカーの発展がとても楽しみですね。
また、イギリス発祥のブックメーカーである
- bet365(ベット365)
- WilliamHILL(ウィリアムヒル)
- betway(ベットウェイ)
などは、業界を引っ張っている大手ブックメーカーであり、信頼できるサイトです。
