「今年のワールドカップはどこが優勝する?」
「ブックメーカーでワールドカップの優勝候補に賭けたい!」
「根拠のある分析のもと優勝を予想したい」
シーズンを中断させるという異例の措置のもと開催された2022年度のFIFAワールドカップ(W杯)カタールでは、選手の休暇がなく各国とも怪我人が続出しています。
そのため、例年のワールドカップよりもさらに予想が困難なのではないでしょうか?
そこで今回は、各国のチーム状況を計算に入れたうえで、FIFAワールドカップ(W杯)カタールの優勝予想をしていきます。

それでは予想していきましょう!
FIFAワールドカップ(W杯)カタール2022の優勝予想について
まず優勝予想をするにあたっての参考材料ですが、以下の項目を主に着目してみます。
- 各チームの直近試合の成績(コンディションを確認)
- 怪我人による離脱メンバーの状況
- グループリーグの組み合わせ
- 決勝トーナメント進出時の組み合わせ
- その他優勝候補チームの調子・怪我人情報
これらを参考にしたうえで今回筆者が優勝するであろうと予想するチームは、
ブラジル・イングランドの2チームです。

それでは、それぞれの分析理由を順に見ていきましょう。
ワールドカップ優勝予想その①ブラジル

人口当たりのサッカー競技人数が圧倒的に多い、まさにサッカーの王国ブラジル。
ネイマールを要する圧倒的な攻撃サッカーが魅力ですが、絶対的守護神アリソン・ベッカーや、経験豊富ないぶし銀のチアゴ・シウバなど、守備も抜け穴のないまさに完璧なチームです。
2006年に日本もワールドカップのグループステージでブラジルと対戦していますが、4-1で完敗しており、今年4月の親善試合でも1-0で負けています。
日本戦は点差以上に圧倒した内容で、やはりブラジル半端ないと思った方も多いのではないでしょうか。
直近試合の成績(コンディション)
ブラジル代表は2020年から始まったFIFAワールドカップ南米予選と、コパ・アメリカで無敗を記録しています。
チリやコロンビアなどの強豪揃いな南米で無敗をキープすること自体とてつもないことですし、それだけワールドカップに向けて上々の仕上がりとみて取れます。
怪我人による離脱メンバーの状況
ブラジル代表は、選考メンバーから大きな怪我を負って離脱したメンバーはいません。
大会前にFWのリシャルリソンが怪我という情報が流れてきましたが、仮に本調子でなくとも全く影響がないくらいブラジルのFWは層が厚いため問題ないでしょう。

ブラジル代表は当確と思われていたFWのロベルト・フィルミーノが落選して話題となっていましたね!
仮に直前で怪我人が出たとしても、落選メンバーも豪華で大きな影響はなかったかもしれません。
グループリーグ・決勝トーナメントの組み合わせ
ブラジル代表は、グループGのポットへ振り分けられています。
ブラジル・セルビア・スイス・カメルーン
セルビアは昨年からイングランドリーグで大ブレイクしているアレクサンダル・ミトロヴィッチや、今年に入ってフィオレンティーナからイタリアの強豪ユヴェントスへ移籍したドゥシャン・ヴラホヴィッチといった強力な攻撃陣で構成されています。
スイスには圧倒的なキャプテンシーを持つグラニト・ジャカや、今期マンチェスター・シティでスタメンを勝ち取っているマヌエル・アカンジがおり、直近では強豪のスペインにも勝っています。
カメルーンはビッグクラブへ所属するオナナやシュポモティングがおり、平均して高い身体能力を誇ります。
それぞれ曲者揃いで嫌なチームですが、やはりブラジルと比べると能力値がやや劣るといわざるをえません。
むしろ、ブラジル以外の3チームで熾烈な2位争いをするといったところではないでしょうか。
順当にいけば問題なくブラジルはグループリーグ1位突破できるでしょう。
決勝トーナメントではもう一つの優勝予想チームに挙げているイングランドと、物理的に準決勝もしくは決勝でしか当たる心配はありません。
他グループも順当にいけば決勝までにオランダ・アルゼンチン・スペインorドイツといった優勝候補とあたる可能性が高いですが、今回はブラジルが固いと予想します。
ワールドカップ優勝予想その②イングランド

サッカー発祥の地でもあるイングランド(通称スリーライオンズ)は、常に優勝候補に挙がる存在ですが、実は1966年以降優勝がありません。
前回大会ではベスト4という結果でした。
しかし今回は、今まで以上に若手とベテランのバランスが良く選手が揃っており、悲願のワールドカップ優勝へかなり近い存在と考えます。
世界最高峰リーグの寄せ集め
現代のサッカーリーグで世界最高峰と言われるプレミアリーグから、26人中25人がイングランド代表に選出されており、まさにプレミアリーグのオールスターチームで間違いなく優勝に近いでしょう。
さらにプレミアリーグで6強とされているビッグ6で絞ってみても、17人が選出されています。
プレミアリーグのビッグ6 | イングランド代表選出メンバー |
アーセナル | アーロン・ラムズデール ベン・ホワイト ブカヨ・サカ |
チェルシー | コナー・ギャラガー メイソン・マウント |
トッテナム | エリック・ダイアー ハリー・ケイン |
マンチェスターユナイテッド | ハリー・マグワイア ルーク・ショー マーカス・ラッシュフォード |
マンチェスターシティ | カイル・ウォーカー ジョン・ストーンズ カルヴィン・フィリップス フィル・フォーデン ジャック・グリーリッシュ |
リヴァプール | トレント・アレクサンダー・アーノルド ジョーダン・ヘンダーソン |
さらにウエストハムのスーパースターであるデグラン・ライスや、今期リーグ戦で絶好調のジェームズ・マディソン、19歳で神童と呼ばれているドルトムントのべリンガムなどかなり層が厚いです。
誰が出てもチームのクオリティが落ちないところも、短い期間で試合が続くワールドカップでは重要といえます。
直近試合の成績(コンディション)
イングランド代表は2020年から始まったFIFAワールドカップ欧州予選と、UEFA Nations League、EURO本戦を戦っています。
EUROでは決勝戦でイタリアに惜しくもPK戦の末敗れましたが、その他クロアチアやドイツなどの強豪に勝利しています。
UEFA Nations Leagueではハンガリーにまさかの4-0で完敗したことは不安材料ですが、今回揃っているメンバーと選手の状態を考えると、ワールドカップ本戦で大失態を犯すことはほぼないでしょう。
怪我人による離脱メンバーの状況
イングランド代表が怪我人による影響で不安となるポジションは右サイドバックでしょう。
出場確実とされていたチェルシー所属のリース・ジェームズが怪我により代表から外れ、代わりとして最有力であるマンチェスター・シティ所属のカイル・ウォーカーも怪我で万全ではなく、全試合出場は厳しい様子です。
とはいえそれでもビッグ6の主力選手や、今季躍進中のニューカッスルで躍動しているキーラン・トリッピアーらが控えていますので、とてつもない層の厚さです。
グループリーグ・決勝トーナメントの組み合わせ
イングランド代表は、グループBのポットへ振り分けられています。
イングランド・イラン・アメリカ・ウェールズ
イランは、アジアで見ると日本もかなり苦戦しており強敵ですが、世界的にみるとどのポジションもまだまだ高い水準にあるとはいえないでしょう。
アメリカは、ドリブルの魔術師プリシッチらを要しており、野球大国のイメージを覆すほど近年の成長は著しく手ごわい相手といえます。
ウェールズは圧倒的チームの顔であるギャレス・ベイルをはじめ、元アーセナルで大ブレイクしたアーロン・ラムジーなどがおり、国としても64年ぶりにワールドカップへ出場とかなり盛り上がっています。
この3チームでイングランドを脅かす存在はアメリカかウェールズとなると思いますが、2チームとも欧州の第一線で活躍する選手は少なく、順調に試合運びをすればイングランドが負けることはないでしょう。
決勝トーナメントで1位突破した場合、フランス・ポルトガル・スペインorドイツとあたる可能性が高いですが、チームの完成度を加味してイングランドが決勝まで勝ち上がると予想します。
その他ワールドカップ優勝候補チームの調子・怪我人情報
今回優勝予想に挙げた2チーム以外で、総合力が全く劣っていないチームがあるとすれば、それはフランスでしょう。
フランスは前回大会で優勝しており、サッカー界最高給のキリアン・エムバペや今年のバロンドールを受賞したカリム・ベンゼマなど世界一にふさわしい選手が揃っています。
しかし、その肝心のベンゼマが大会前に怪我をしてしまいワールドカップ不出場が決まりました。
ストライカーとしての素質と周りを生かすプレーがどちらもできる選手であるため、ベンゼマがいるといないとではチームの完成度がかなり変わってしまいます。
そういった部分もあり、今回フランスは予想から外しています。

世界一の選手がワールドカップで見られないのは大変残念です・・・。
まとめ
いかがでしたか。
今回は、筆者が予想するワールドカップの優勝チームについて解説してきました。
各ブックメーカーでも案の定ブラジルとイングランドのオッズは低いので、数字的分析からしてもその2チームは限りなく優勝に近い実力があるということでしょう。
果たして筆者の予想は当たるのでしょうか。

筆者は今回イングランドの優勝予想に賭けました
みなさんも参考にしながらぜひ優勝チームをブックメーカーで賭けてみてください。

4年に1度とは言え、張り切って賭けすぎないよう節度を保って楽しみましょうね!
前回のワールドカップはフランスが優勝しましたが、
今年は一体どこの国が優勝するのでしょうか。