FCバルセロナはサッカー界で世界一有名なチームと言っても過言ではなく、詳しくなくても名前だけは聞いたことある!という方も多いのではないでしょうか。
直近の出来事だと、バルセロナの象徴とも言われるリオネル・メッシがPSGへ移籍しました。
さらに補強費を捻出するためスタジアム命名権を売却するなど、経営がごたごたしており将来的な不安はありますが、メッシが抜けた後も強さを維持しています。
そこで今回は、強さの秘訣を解剖すべくFCバルセロナのフォーメーション・スタメン・選手メンバーについて詳しく解説していきます。
目次
FCバルセロナとは

概要 | 内容 |
---|---|
クラブ名 | フットボール・クラブ・バルセロナ |
設立年 | 1899年 |
ホームタウン | バルセロナ |
スタジアム | エスタディオ・カンプ・ノウ |
収容人数 | 99,354人 |
クラブの愛称 | バルセロニスタ・クレ |
監督 | シャビ・エルナンデス |
メインスポンサー | Spotify |
国内獲得タイトル | UEFAチャンピオンズリーグ:5回 UEFAカップウィナーズカップ:4回 UEFAスーパーカップ:5回 インターシティーズ・フェアーズカップ:3回 FIFAクラブワールドカップ:3回 |
国際獲得タイトル | プリメーラ・ディビシオン:26回 コパ・デル・レイ:31回 コパ・デ・ラ・リーガ:2回 スーペルコパ・デ・エスパーニャ:14回 コパ・エバ・ドゥアルテ:3回 |
平均年齢 | 25.9歳 |
近年のバルセロナは、リオネル・メッシが契約延長できずPSGへ移籍したことが大きな話題になりました。
バルセロナは当時借金が約1,730億円あり返済の必要がありましたが、メッシ放出の裏はそれだけではありません。
ファイナンシャル・フェア・プレー(FFP)と言い、年間の収入の8割しか選手の年俸や補強費に充てられないというルールがありました。
バルセロナの収入に対してメッシの年俸が異常に高いこともあり、FFPに抵触しないようメッシも年俸を半額まで下げることでクラブと話していましたが、ラ・リーガの本部から更新を許可されなかったのです。
バルセロナはメッシと契約更新する予定でしたが、バルセロナが強すぎてリーグの面白みがなくなることを恐れたリーグ協会が妨害して、破談となったのでした。
そうして世界一の選手を放出せざるをえなかったわけですが、その後バルセロナは子会社の株やスタジアム命名権を売ったりして、借金返済と合わせ補強費をねん出しています。
そのお金で、ブンデスリーガで得点王だったロベルト・レヴァンドフスキなど大物選手を次々と獲得しました。
一時はバルセロナ時代の終焉とまで言われましたが、補強の効果もありメッシが抜けた後もリーグで結果を残し続けています。

現在は好調も、子会社を売ったりとまだまだ将来的・長期的不安は残っています。
FCバルセロナ 選手メンバー一覧
ポジション | 背番号 | 選手名 | 国籍 | 生年月日 | 前所属 | 昨シーズン成績(所属チーム) | 市場価値 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
GK | 1 | テア・シュテーゲン | ドイツ | 1992年4月30日 | ボルシアMG | 35試合・0得点 | 30.00m€ (約41億円) | |
GK | 26 | イニャキ・ペーニャ | スペイン | 1999年3月2日 | ガラタサライ | 6試合・0得点 (ガラタサライ) | 4.00m€ (約5億円) | レンタルバック |
GK | 36 | アルナウ・テナス | スペイン | 2001年5月30日 | バルセロナユース | 0試合・0得点 | 2.00m€ (約3億円) | |
DF | 23 | ジュール・クンデ | フランス | 1998年11月12日 | セビージャ | 32試合・2得点 (セビージャ) | 60.00m€ (約84億円) | 新加入 |
DF | 4 | ロナルド・アラウホ | ウルグアイ | 1999年3月7日 | バルセロナユース | 30試合・4得点 | 60.00m€ (約84億円) | |
DF | 15 | アンドレアス・クリステンセン | デンマーク | 1996年4月10日 | チェルシー | 19試合・0得点 (チェルシー) | 30.00m€ (約41億円) | 新加入 |
DF | 24 | エリック・ガルシア | スペイン | 2001年1月9日 | マンチェスター・シティ | 26試合・0得点 | 18.00m€ (約25億円) | |
DF | 2 | エクトル・ベジェリン | スペイン | 1996年3月19日 | ベティス | 23試合・0得点 (ベティス) | 15.00m€ (約20億円) | 新加入 |
DF | 20 | セルジ・ロベルト | スペイン | 1992年2月7日 | バルセルナユース | 9試合・2得点 | 6.00m€ (約8億円) | |
DF | 17 | マルコス・アロンソ | スペイン | 1990年12月28日 | チェルシー | 28試合・4得点 (チェルシー) | 9.00m€ (約12億円) | 新加入 |
DF | 18 | ジョルディ・アルバ | スペイン | 1989年3月21日 | タラゴナ | 30試合・2得点 | 5.00m€ (約7億円) | |
DF | 28 | アレックス・バルデ | スペイン | 2003年10月21日 | バルセルナユース | 5試合・0得点 | 15.00m€ (約20億円) | |
MF | 8 | ペドリ | スペイン | 2002年11月25日 | ラス・パルマス | 12試合・3得点 | 100.00m€ (約140億円) | |
MF | 21 | フレンキー・デヨング | オランダ | 1997年5月12日 | アヤックス | 32試合・3得点 | 50.00m€ (約70億円) | |
MF | 30 | ガビ | スペイン | 2004年8月5日 | バルセルナユース | 34試合・2得点 | 90.00m€ (約127億円) | |
MF | 19 | フランク・ケシエ | コートジボワール | 1996年12月19日 | ミラン | 31試合・6得点 (ミラン) | 35.00m€ (約49億円) | 新加入 |
MF | 5 | セルヒオ・ブスケッツ | スペイン | 1988年7月16日 | バルセルナユース | 36試合・2得点 | 5.00m€ (約7億円) | キャプテン |
FW | 22 | ラフィーニャ | ブラジル | 1996年12月14日 | リーズ | 35試合・11得点 (リーズ) | 50.00m€ (約70億円) | 新加入 |
FW | 7 | ウスマン・デンベレ | フランス | 1997年5月15日 | ドルトムント | 21試合・1得点 | 60.00m€ (約84億円) | |
FW | 10 | アンス・ファティ | スペイン | 2002年10月31日 | バルセルナユース | 10試合・4得点 | 50.00m€ (約70億円) | |
FW | 11 | フェラン・トーレス | スペイン | 2000年2月29日 | マンチェスター・シティ | 18試合・4得点 | 35.00m€ (約49億円) | |
FW | 9 | ロベルト・レヴァンドフスキ | ポーランド | 1988年8月21日 | バイエルン | 34試合・35得点 (バイエルン) | 45.00m€ (約63億円) | 新加入 |
バルセロナはペドリやガビといった若手が躍動しており、中盤の世代交代がうまくいっています。
さらに今期からFWはラフィーニャやレヴァンドフスキ、DFはクンデやアロンソが加わり、攻守ともにさらなる厚みが増しました。
その若さと新戦力のほかに、不動のアンカーであるブスケツが中盤の底からチームのバランスを取り、今期もバランスが良く隙のないチームを作り上げています。
新加入の中でも特にレヴァンドフスキはストライカーとしての期待に応えており、シーズン30得点を狙えるペースで今期もゴールを量産しています。
レヴァンドフスキは34歳とサッカー選手としては高齢で、補強自体に否定的な声が多くありました。
しかし、年齢を感じさせない活躍と、初めてのリーグ挑戦とは思えない適応力で周囲を結果で納得させています。

レヴァンドフスキは衰えを見せる様子がなく、まだ数年は第一線で活躍してくれそうです!
今シーズンから新加入の選手情報
ポジション | 選手 | 移籍クラブ |
---|---|---|
GK | イニャキ・ペーニャ | ガラタサライ/トルコ |
DF | ジュール・クンデ | セビージャ/スペイン |
DF | アンドレアス・クリステンセン | チェルシー/イングランド |
DF | エクトル・ベジェリン | ベティス/スペイン |
DF | マルコス・アロンソ | チェルシー/イングランド |
MF | フランク・ケシエ | ミラン/イタリア |
FW | ラフィーニャ | リーズ/イングランド |
FW | ロベルト・レヴァンドフスキ | ドルトムント/ドイツ |
今シーズンのバルセロナは膨大な借金から補強はできないと見られていましたが、移籍期間が終わってみると合計約340億も補強に資金を費やしています。
先ほども活躍の様子を挙げたレヴァンドフスキの他にも、チェルシーやミランという強豪チームから選手を獲得しています。
負債額が大きく選手に減俸をお願いするなど、通常なら今のバルセロナへ加入することへの不安がありそうですが、さすがはバルセロナ。
そのような経営状態でも移籍話があれば選手は断る理由がないほど、偉大なクラブということですね。
新加入の選手を見ると即戦力が多く、将来性よりもすぐに結果を出してクラブを立て直そうという経営陣の意思も見え隠れしているように思えます。

移籍前のクラブで主力メンバーだった選手がほとんどですので、バルセロナの本気度がうかがえます。
オフシーズンで退団した選手情報
ポジション | 選手 | 移籍クラブ |
---|---|---|
GK | ネト | ボーンマス/イングランド |
FW | フェリペ・コウチーニョ | アストンヴィラ/イングランド |
GK | オーバメヤン | チェルシー/イングランド |
MF | ダニ・アウベス | UNAMプーマス/メキシコ |
ポジション | 冬シーズン移籍の選手 | 移籍クラブ |
---|---|---|
DF | ジェラール・ピケ | 引退 |
FW | メンフィス・デパイ | アトレティコ・マドリー/スペイン |
オフシーズン退団の中でも驚きだったのが、アーセナルから獲得したオーバメヤンの退団でした。
ストライカーとして結果を残していましたが、経営的な問題もあり約半年でチェルシーへと移籍しました。
もし今期もオーバメヤンが残っていたら、かつてブンデスリーガで得点王を争っていたレヴァンドフスキとの共闘が見られていただけに、サッカーファンとしては残念な思いでなりません。
その他ではダニ・アウベスやジェラール・ピケといったクラブの功労者が去り、クラブとしての新たな血の巡りを強く実感しています。

新加入の選手と合わせると、顔ぶれがガラッと変わっています!
FCバルセロナの基本戦術 フォーメーションについて

バルセロナのフォーメーションは、4-3-3で構成されています。
今シーズンのバルセロナはレヴァンドフスキ、デンベレ、クンデといった個で打開できる選手も多く抱えていますが、基本的には組織的なハイプレスを戦術としています。
レヴァンドフスキとサイドハーフのどちらかが中心にハイプレスをかけ、一枚岩のプレスで相手を追い詰める。
そしてブスケツの先読みやカバーの広いガビがボールを拾い、素早く攻撃に切り替える。
そのようになるべく前線でボールを奪った後は、短いパスで相手ゴールへ襲い掛かります。
カウンター時のデンべレ、ラフィーニャ、ファティらの突破力は凄まじく、ペナルティーエリア内で無双状態のレヴァンドフスキも構えているため、どのチームでも今のバルセルナをおさえるのは至難の業と言えます。
現監督であるチャビが現役の時はとにかくポゼッションで相手を支配するサッカーでしたが、現在はポゼッション以外にもカウンターを重視する一面を見せ、監督もチームに柔軟性をもたらしています。

必要な選手も揃い、名選手であるチャビが名監督へと生まれ変わっています。
FCバルセロナ 2022-23のキープレーヤー
2022-23シーズンのバルセルナのキープレイヤーを3名ご紹介します。
ロベルト・レヴァンドフスキ|ポーランド代表
生年月日:1988年8月21日
身長/体重:185cm・81kg
ポジション:FW
利き足:右足
国籍:ポーランド
クラブ歴:プルシュクフ→ボナズン→ドルトムント→バイエルン→バルセロナ
21/22シーズン成績:34試合・35得点・2アシスト
推定市場価格:45.00m€ (約63億円)
やはり今季のバルセルナのキープレイヤーとしてまず挙げるべき選手は、このロベルト・レヴァンドフスキでしょう。
ドイツのブンデスリーガで4年連続得点王を獲得した実力者は、スペインという初挑戦の地でも結果を残しています。
185cmという上背がある割に足元の技術が高く、ペナルティーエリア内では驚異の得点能力を誇ります。
一時はメッシのが抜けた後の得点力を懸念されていましたが、レヴァンドフスキがその穴をしっかりと埋めてくれました。
1月の時点でリーグ13ゴールを決めており、今期の得点ランキングもトップを走っています。

レヴァンドフスキはブンデスリーガ以外でも無双できることを証明しています!
ウスマン・デンベレ|フランス代表
生年月日:1997年5月15日
身長/体重:178cm・67kg
ポジション:FW
利き足:右足
国籍:フランス
クラブ歴:スタッド・レンヌFC→ドルトムント→FCバルセロナ
21/22シーズン成績:21試合・1得点・13アシスト
推定市場価格:60.00m€ (約84億円)
2017年に190億という大金で加入したデンベレですが、度重なる影響でクラブのワースト補強選手へ選ばれるなど、不名誉な状況が続いていました。
しかし今はチームにとって欠かせない選手となっています。
かつては怪我や遅刻癖でプレー以外の部分で問題がありましたが、今は決められた時刻に練習場に現れ、故障予防用を徹底し、質の良い食事で生活習慣を整えているようです。
最大の長所は両足を同じように使えるところで、両足どちらでも柔軟にゴールを決めることができます。
さらにアフリカ系特有の身体能力から魅せるドリブルは驚異的で、サイドだけでなくワントップでも1人で打開できる能力を持っています。
今ではバルセルナの強化担当も、数年以内にデンベレは世界TOP3に入る選手と断言しています。

ハーランド以上に存在感を示せる選手で、いつバロンドールを受賞してもおかしくない実力です。
ペドリ|スペイン代表
生年月日:2002年11月25日
身長/体重:174cm・61kg
ポジション:MF
利き足:右足
国籍:スペイン
クラブ歴:ラス・パルマス→FCバルセロナ
21/22シーズン成績:12試合・3得点・1アシスト
推定市場価格:100.00m€ (約140億円)
ペドリは一言でいうと「サッカーの天才」で、イニエスタの後継者とも言われています。
ペドリはボールを握ることを得意としており、小柄な体型ながらほとんどボールを奪われることがありません。
むしろ相手の逆を突き、攻撃に転じてチームのチャンスを作り出しています。
まさに天才的なボールキープ力ですが、とあるインタビューではほぼすべてを直感でこなしていると話しています。
直感でこなしていて今のところはうまくいっていると話しており、まさにサッカー選手になるために生まれてきた選手といっても過言ではありません。
既に市場価値は140億円となっていますが、今後メッシやネイマールのように200億を超えるような選手になるかもしれません。

バルセルナで絶対的な選手になっていてますが、それでいてまだ21歳ということに驚きです。
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まとめ
いかがでしたか。
今回は、FCバルセロナのフォーメーション・スタメン・選手メンバーについて詳しく解説してきました。
世界中からスター選手が集まっており、メッシが抜けた後もレアル・マドリードと並んで世界最高のチームの一つであることに変わりはありません。
2023年に入ってもリーグで1位をキープしており、クラブの財政問題など色々と問題を抱えていますが、結果で周囲を納得させています。
バルセロナと言えば育成組織のカンテラが有名ですが、ここ最近はお金で選手をかき集めるイメージが強くなっています。
今後はカンテラから、新たなニュースターが現れることにも期待しておきましょう。
それではみていきましょう!