世界競技人口が他スポーツと比べてダントツに多いバレーボール。世界中で親しまれ、国際リーグも頻繁に開催されています。
そんなバレーボールにはFIVB(国際バレーボール連盟:Fédération Internationale de Volleyball)が定めた世界ランキングが存在します。
今回はFIVBバレーボール世界ランキングについて男女含め解説します。
目次
FIVBバレーボール世界ランキング男子 TOP20選

順位 | 国名 |
---|---|
1位 | ポーランド |
2位 | イタリア |
3位 | フランス |
4位 | ブラジル |
5位 | ロシア |
6位 | アメリカ |
7位 | 日本 |
8位 | アルゼンチン |
9位 | スロベニア |
10位 | イラン |
11位 | セルビア |
12位 | キューバ |
13位 | オランダ |
14位 | トルコ |
15位 | カナダ |
16位 | ウクライナ |
17位 | ドイツ |
18位 | メキシコ |
19位 | チュニジア |
20位 | エジプト |
FIVBが公式に発表している男子バレーボール世界ランキングにおいて、日本は7位にランクインしています(2023年2月時点)。世界トップ10位にランクインしているあたり、日本もバレーボール強豪国といえます。
ただし、ランク決めしているスコアにも目を向けると日本とその上位の国には大きなスコア差があります。今後、日本はこの差をどうやって縮めていくのかに注目が集まっています。
2023年2月時点で世界トップに君臨しているのは、ポーランド。サッカーでも強豪国として知られていますがバレーボールも世界トップクラス。2000年以降からバレーボールの選手育成を強化し、現在では世界有数のバレー強豪国と成り上がりました。

ポーランドは国際大会でも上位常連国です
FIVBバレーボール世界ランキング女子 TOP20選

順位 | 国名 |
---|---|
1位 | セルビア |
2位 | イタリア |
3位 | ブラジル |
4位 | アメリカ |
5位 | 中国 |
6位 | 日本 |
7位 | トルコ |
8位 | ロシア |
9位 | ドミニカ共和国 |
10位 | ポーランド |
11位 | ベルギー |
12位 | オランダ |
13位 | ドイツ |
14位 | カナダ |
15位 | タイ |
16位 | ブルガリア |
17位 | プエルトリコ |
18位 | チェコ共和国 |
19位 | コロンビア |
20位 | メキシコ |
女子バレーボール世界ランキングにおいて、日本は6位。男子と同じく女子バレーも世界に引けを取っていません。
2023年2月時点で女子バレーの世界トップとなっているのはセルビア。東京オリンピックで銅メダル、女子世界バレーボール選手権大会2022では優勝と非常に優秀な戦績です。
余談ですが、セルビア女子バレーボール選手チームは過去に何度かアジア差別と解釈される行動をとり炎上したこともあります。問題となった行為は「集合写真撮影時、アジア人を模して選手全員が目を吊り上げる」といったもの。
過去に計2回行われており、それぞれFIVBも釈明・処分に対応。2回目に関しては、ジェスチャーを行ったサニャ・ジュルジェビッチ選手に対して2試合の出場停止およびセルビアバレーボール連盟に制裁金という厳しい処分が科されました。

悪気はなかったとのことですが、ちょっと残念ですね
日本のバレーボール世界順位は男子7位・女子6位
日本バレーボールの世界順位は男子が7位、女子は6位にランクインしています。(2023年2月時点)。どちらも世界トップ10に食い込んでいます。
海外選手に比べ体格が小さい傾向にある日本選手ですが、プレー技術とチームワークでカバーし世界の強豪チームたちと渡り合っています。2019年ワールドカップ男子バレーボールでは4位、東京オリンピックではベスト8という好成績であるため今後の活躍に期待が高まっています。
ただし、男女どちらも世界トップ3とのスコア差が大きいのも現実。これからどういった武器・戦術で挑み続けていくかも注目したいポイントです。
ちなみに日本男子は龍神NIPPON、日本女子は火の鳥NIPPONという愛称です。

カッコいいですね!
総合的に世界でバレーボールが強い国TOP5

バレーボールは世界的に競技人口が多いスポーツのひとつ。国によっては男子女子どちらもランキング上位に食い込む実力を有しています。
総合的にバレーボール強豪国がどこなのかについて解説します。
1位:イタリア
イタリアは総合的なバレーボールの強さで世界トップといっても過言ではありません。
2023年2月時点でのランキングでは男子・女子ともに世界2位。世界選手権大会・ワールドカップなどで何度も優勝したことがあるほど。
またイタリアで開催されるスーペルリーガ(セリエA)は、世界最高峰のリーグとして知られています。スーペルリーガ(セリエA)の選手たちは、約190㎝前後の身長である選手がほとんど。日本人の平均身長を圧倒的に上回っています。
高水準な試合レベル・フィジカルを誇るイタリアバレーは、今後も世界トップの有力候補であり続けるでしょう。
2位:ブラジル
ブラジルはサッカー強豪国として有名ですが、実はバレーボール人気も非常に高い国です。そのためバレーの教育に力を入れており、選手たちの身体能力も高水準であることから国際大会では常に優勝候補として注目を集めます。
2023年2月時点での世界ランキングでは、男子が4位女子で3位。オリンピックやワールドカップなどでメダルを獲得している回数も多いことから世界的に上位に君臨するバレー強豪国といえます。
3位:ポーランド
2023年2月時点で男子バレー1位にランクインしているポーランド。攻守ともに優れたプレーで2018年男子バレーボール世界選手権大会で優勝、ワールドカップで準優勝など輝かしい戦績を誇ります。
女子バレーは10位とやや下の順位にいますが、それでも世界ベスト10入りは果たしています。男子バレーの活躍は勿論、ポーランド女子バレーが今後順位を上にあげていくことは十分あり得る話です。
4位:ロシア
ロシアも世界的なバレー強豪国のひとつ。
2023年2月時点での世界ランキングは男子5位、女子が8位となっています。過去、バレー3大大会であるオリンピック・ワールドカップ・世界選手権大会において何度も優勝を飾った実績があります。
5位:アメリカ
バレーボール発祥国であるアメリカも当然、総合的にバレーボールレベルが高いです。
男子バレーボールでは北京オリンピック、女子バレーボールでは東京オリンピックにおいて、強豪ブラジルを破り金メダルを獲得しています。アメリカ人ならではの恵まれた高身長な体格やパワーのあるプレーは、バレーボールにおいても強力な武器となります。
とはいえ、アメリカにおいてバレーボール人気はやや下火。テレビ放映でも積極的には取り扱いません。バスケや野球と比べると競技人口や国民からの関心度が低い点も今後の課題点と見られます。
FIVBバレーボールランキングの仕組みについて

今回解説したバレーボール世界ランキングは、国際バレーボール連盟FIVB(Fédération Internationale de Volleyball)により算定されています。
ランキングの仕組みとしては、直近で開催された国際大会における順位・勝敗をポイント化し、その合計スコアでランキング付けしています。国際大会試合終了ごとにスコアが更新されるため順位変動も激しいです。
またポイントには有効期限が定められており、オリンピックや世界選手権大会は4年間、ワールドカップは2年間まで順位に反映されます。このため過去の栄光により長期間、上位に留まることが難しくなっています。
まとめ
バレーボールは世界競技人口が約5億人以上と世界一であり、人気も高いスポーツ。そのため各国もバレーボールの選手育成には力を入れており日本も例外ではありません。
力強い強豪たちに対してテクニックとチームの連携、戦術で挑む日本プロバレーボール「龍神NIPPON・火の鳥NIPPON」の活躍も期待が大きいです。
今後も国内外で注目され続けていくバレーボールからは目が離せません。
気になる日本は何位かな?