世界中で親しまれているスポーツ「サッカー」には、FIFA(国際サッカー連盟)によって定められている世界ランキングがあります。
このFIFA(国際サッカー連盟)世界ランキングは男子・女子で別々にランク付けしており、それぞれ違った国が上位にランクインしています。
今回はFIFA女子世界ランキングについて解説していきます。
FIFAサッカー世界ランキング女子 TOP30選

FIFA公式サイトを基に女子サッカー世界ランキングを作成しています。
2023年3月24日時点の情報となります。
順位 | 国名 |
---|---|
1位 | アメリカ合衆国 |
2位 | ドイツ |
3位 | スウェーデン |
4位 | イングランド |
5位 | フランス |
6位 | カナダ |
7位 | スペイン |
8位 | オランダ |
9位 | ブラジル |
10位 | オーストラリア |
11位 | 日本 |
12位 | ノルウェー |
13位 | 中国 |
14位 | アイスランド |
15位 | デンマーク |
16位 | イタリア |
17位 | 韓国 |
18位 | オーストリア |
19位 | ベルギー |
20位 | スイス |
21位 | ポルトガル |
22位 | アイルランド |
23位 | スコットランド |
24位 | ロシア |
25位 | ニュージーランド |
26位 | コロンビア |
27位 | チェコ |
28位 | アルゼンチン |
29位 | フィンランド |
30位 | ポーランド |
FIFA(国際サッカー連盟)世界ランキングでは、男女の順位が必ずしも比例している訳ではありません。
たとえば男子サッカーの王者として君臨しているブラジルは、女子サッカーではやや下のランクに入っています。逆に男子サッカーでは、ベスト10に届いていないアメリカが女子では世界トップにランクインしています。
男子・女子でランキングが異なる点も世界サッカーのおもしろいところです。
ランキング全体を見てみると、日本を含めたアジア諸国は10位前後に集中しています。対して上位にランクインしている国には欧米・欧州の国が多い傾向にあります。要因としては選手個人の身長やパワーなどのフィジカル能力が高い水準にあることが挙げられます。
もちろん、サッカーはフィジカルがすべてではなくテクニックやチームワークも重要ですが、高い方が有利であることは間違いありません。
日本の女子サッカー世界順位は11位

FIFA女子世界ランキングにおいて、日本女子サッカー「なでしこジャパン」は11位にランクインしています。惜しくもトップ10には入れませんでしたが、中国やイタリアなどの強豪より上の順位にいるのは、すごいことです。
日本は男子サッカーよりも女子サッカーの方が世界順位は上。そのため女子の方が強い・優秀と思いがちですが、男子と女子ではFIFAのランキングルールが大きく異なります。
同じサッカーといえど、別々のスポーツジャンルと認識した方が適切です。

日本は男子サッカーも優秀ですよ!
日本女子サッカー代表なでしこジャパン
日本女子サッカーチームは「なでしこジャパン」という愛称で呼ばれています。名前の由来は「大和撫子」。見た目が清楚かつ芯が強い女性のことを指す言葉であり、日本女子サッカー選手たちにピッタリな名前といえます。
そんな「なでしこジャパン」のプレースタイルの軸は、パス回しとチームワーク。身長や走力、キック力などフィジカルでは海外選手に届かない日本選手ですが、巧みなボール技術と選手間のチームワークを武器に世界強豪チームと渡り合っています。

今後もなでしこジャパンの活躍から目が離せません!
FIFA女子ワールドカップ2023に注目が集まっている
日本サッカー女子代表「なでしこジャパン」は、2023年7月20日(木)に開催されるFIFA女子ワールドカップ オーストラリア&ニュージーランド2023への参加が決定。スペイン・コスタリカ・ザンビアと同じグループCに振り分けられました。
この中で接戦が予想されているのが、女子サッカー世界ランキング7位のスペイン。ランキングでは上位の実力国相手にどう立ち回るか期待が寄せられています。
その他にもコスタリカとザンビアは、日本より下のランク付けとなる国ですがサッカーは下克上が起こるスポーツ。各国入念な準備と調整を行って臨むため、こちらの油断できない試合となりそうです。
総合的に世界で女子サッカーが強い国TOP3

FIFA世界ランキングから総合的に女子サッカーが強い国を知ることができます。その中からベスト3をピックアップして解説していきます。
1位:アメリカ
女子サッカーの頂点に君臨しているのがアメリカ合衆国。女子ワールドカップ・オリンピックでの優勝回数も多く、FIFA世界ランキングでも常に上位ランク入りしています。
各選手の体力などフィジカル、ボールテクニックが優れておりトップクラスの実力です。攻守ともにバランスが良く男子サッカーを彷彿させる激しいプレースタイルを見せてくれるときもあります。
余談ですがアメリカ女子サッカーには、賃金格差問題やコーチのセクハラなどスキャンダルが多い一面もあります。

輝かしい戦績だけでなく苦労も多いようです…
2位:ドイツ
ドイツも女子サッカーの強豪として知られている国です。
ドイツのナショナルリーグ「ブンデスリーガ」は世界でもトップクラスの実力と市場価値を有する5大リーグの内のひとつ。そんなトップリーグを有している国のサッカーが弱い訳ありません。アメリカ同様、ワールドカップ・オリンピック・UEFA欧州女子選手権などで華々しい優勝を数多く記録しています
そんなドイツの女子サッカーは、非常にスピード感があるプレーをします。また選手のフィジカルが優れているためパスの距離、シュート威力も優れています。

選手の体力が高いため、日本とは全然違うプレースタイルです
3位:スウェーデン
北欧サッカーにおいて高い実力と優れた実績を有しているのが、スウェーデンです。2017-2018前後は調子が悪く順位も低下していました。しかし、近年では順位を回復し世界ランク2ー3位にランクインするまでになりました。
スウェーデンの選手たちは身長が高く、体力もタフ。そうした強みを生かしたプレースタイルを得意としています。世界的に小柄なアジア系選手では、フィジカル面で競い合うのは不利です。

日本もなかなか勝てない強敵です
FIFAサッカーランキングの仕組みについて

FIFAサッカーランキングは、各国際大会での戦績によって順位が定められます。各試合結果がポイントに換算され順位に反映されていきます。
- FIFA 女子ワールドカップ
- 女子オリンピック サッカートーナメント
- FIFA女子ワールドカップ・オリンピック予選
- 女子親善試合など
ただし、女子の場合は男子と一部ルールが異なります。
男子は毎月ランキングが更新されますが、女子は年に4~5回しか変動しません。そのため直近成績がワールドカップ・オリンピック出場に影響しにくい傾向にあります。
FIFAサッカーランキングの仕組みは都度改変が加えられているので、今後また違った算定方式になる可能性もあります。
まとめ
今回はFIFA世界女子サッカーランキングについて解説しました。
男子とは、また一風変わった順位が特徴的な女子サッカー世界ランキング。よくよく見てみると意外な国が上位にランクインしていたりもします。
そんな中で日本女子サッカーチームは、優秀な戦績。ベスト10入りこそはしていませんが、今後の活躍次第で大きく順位を伸ばしていく可能性は十分あります。
これからのワールドカップ・オリンピックなどの国際大会において、日本女子サッカー「なでしこジャパン」の活躍が楽しみです。

日本女子サッカーも応援していきましょう!
気になる日本の順位は何位かな?