2023年5月28日にフランス・パリで開催される全仏オープンテニスは、世界4大テニス大会グランドスラムのひとつ。
地元フランスの選手をはじめ、スペイン、アメリカ、そして日本など世界中からテニスのトッププレイヤーたちが競い合います。
今回は世界4大テニス大会グランドスラムのひとつ、全仏オープンテニスの魅力と優勝予想などについて詳しく解説します。
目次
2023年 全仏オープンとは? 特徴・賞金・開催地について

大会名 | 全仏オープンテニス |
グレード | グランドスラム |
開催期間 | 2023年5月28日(日) ~ 6月11日(日) |
開催地 | フランス パリ |
会場 | スタッド・ローラン・ギャロス |
賞金総額 | 4360万ユーロ(2022年開催時) |
優勝賞金 | 220万ユーロ(2022年開催時) |
サーフェス | クレーコート |
前回優勝者 2022年男子 | ラファエル・ナダル(スペイン) |
前回優勝者 2022年女子 | イガ・シフィオンテク(ポーランド) |
全仏オープンテニスは世界4大テニス大会グランドスラムシーズン内で、全豪オープンテニスに次いで開催されます。毎年5月下旬から6月にかけて行われ、やや肌寒さを感じることはありますが日差しは暖かい気候です。
会場であるスタッド・ローラン・ギャロスは世界で初めて地中海横断に成功した飛行家「ローラン・ギャロス」の名前を冠しています。そのため、全仏オープンのことをローラン・ギャロス・トーナメントと呼称することもあります。
全仏オープンテニスの流れ
2023年全仏オープンテニスは、5/28~6/11に開催され、2週間にわたり試合が繰り広げられます。進行はトーナメント方式です。
グランドスラムの中でも、日曜日にスタートするため初戦と決勝戦を観戦しやすい特徴があります。
全仏オープンテニスの賞金
全仏オープンテニスの賞金は、2022年時点で優勝賞金220万ユーロ、総額で4360万ユーロでした。新型コロナによる影響が大きかった2020年・2021年開催時は優勝賞金も減額されていました。
グランドスラムの賞金の内、最も高額なのは全米オープンテニス。その他の大会の賞金額には大きな差はありませんが、全仏オープンテニスはグランドスラムにおいて、やや低めな金額となっています。
全仏オープンテニス開催地
全仏オープンテニスの開催地は、スタッド・ローラン・ギャロスという会場。フランス・パリの森林公園ブローニュの森に隣接しており、赤色のクレーコートが特徴です。
コートには、それぞれフランスの名テニスプレイヤーにちなんだ名称が与えられます。センタであるコート・フィリップ・シャトリエ15000人以上の観客を収容できます。
全仏オープンテニスの特徴
全仏オープンテニスはグランドスラムで唯一、クレーコートで開催されます。クレーコートとは、土を材料に使ったコートの種類。全仏オープンテニスの場合、粉砕したレンガの粉末で作られたアンツーカーコートに該当します。レンガを材料にしているため赤い見た目となっています。
クレーコートの特徴としては、水はけがよく仮に雨が降っても比較的早期に試合を再開できます。また、土材がボールの勢いを減少させるため球速が遅くなりやすく、砂でスライディングしながらボールに駆け寄ることも可能。そうした要因からグランドスラムの中でもラリーが続きやすい傾向にあります。
会場の雰囲気として、フランス以外の選手にとってはアウェイ感が強いことでも知られています。熱狂的な地元観客によるブーイングなどは時折、問題として取り上げられることも。そうした環境下でプレイする必要があるため、選手たちにはフィジカルだけでなくメンタル面でも大きな負担がかかりやすいです。
他のグランドスラムとは、コートの種類、会場の雰囲気が全く異なる全仏オープンテニス。優勝候補の選手であっても、早期敗退することは珍しくありません。

グランドスラム制覇における最大の障壁と評する声もあります
2023年 全仏オープンの日程(1回戦〜決勝) 男女シングルス
日時 | 男子 | 女子 |
---|---|---|
5/28(日) | 1回戦 | 1回戦 |
5/29(月) | 1回戦 | 1回戦 |
5/30(火) | 1回戦 | 1回戦 |
5/31(水) | 2回戦 | 2回戦 |
6/1(木) | 2回戦 | 2回戦 |
6/2(金) | 3回戦 | 3回戦 |
6/3(土) | 3回戦 | 3回戦 |
6/4(日) | 4回戦 | 4回戦 |
6/5(月) | 4回戦 | 4回戦 |
6/6(火) | 準々決勝 | 準々決勝 |
6/7(水) | 準々決勝 | 準々決勝 |
6/8(木) | ー | 準決勝 |
6/9(金) | 準決勝 | ー |
6/10(土) | ー | 決勝 |
6/11(日) | 決勝 | ー |
全仏オープンテニスは2週間かけて行われるトーナメントです。2023年開催大会では、10日に女子シングルトーナメント、11日に男子シングルトーナメントが終了し順位が確定します。
2023年 全仏オープンに出場する選手一覧 日本人選手は?
男子選手一覧 | 国籍 | ATP ランキング |
---|---|---|
カルロス・アルカラス | スペイン | 1位 |
ダニール・メドベデフ | ロシア | 2位 |
ノバク・ジョコビッチ | セルビア | 3位 |
キャスパー・ルード | ノルウェー | 4位 |
ステファノス・チチパス | ギリシャ | 5位 |
ホルガー・ルーネ | デンマーク | 6位 |
アンドレイ・ルブレフ | ロシア | 7位 |
ヤニック・シナー | イタリア | 8位 |
テイラー・フリッツ | アメリカ | 9位 |
フェリックス・オジェ アリアシム | カナダ | 10位 |
西岡良仁 | 日本 | 32位 |
ダニエル太郎 | 日本 | 110位 |
「ラファエル・ナダル」「ニック・キリオス」は欠場となります。
女子選手一覧 | 国籍 | ATPランキング |
---|---|---|
イガ・シフィオンテク | ポーランド | 1位 |
アリーナ・サバレンカ | ベラルーシ | 2位 |
ジェシカ・ペグラ | アメリカ | 3位 |
エレナ・リバキナ | カザフスタン | 4位 |
キャロリン・ガルシア | フランス | 5位 |
コリ・ガウフ | アメリカ | 6位 |
マリア・サッカリ | ギリシャ | 8位 |
ダリア・カサトキナ | ロシア | 9位 |
ペトラ・クビトバ | チェコ | 10位 |
日比野菜緒 | 日本 | 112位 |
グランドスラムなだけあり、世界中の実力者たちが参戦する予定ですが、全仏オープンテニスはクレーコートとアウェイに厳しいという他の大会と一味違った特徴を有しています。上位ランキングの実力者であっても、相性が合わず早期敗退することも珍しくないため毎回波乱が起こる大会としても知られています。
サーブやシュートの速度よりも持久力が求められるコート性質であるため、フィジカル・パワー面で海外選手に劣りやすい日本人選手でも、上位まで勝ち進む可能性が十分あります。
ブックメーカー全仏オープン 優勝予想オッズ比較

ブックメーカーでは、全仏オープンテニスを制する選手の予想オッズが公開されています。
大手ブックメーカーサイトbet365・ピナクルで公開されているオッズを下記にまとめました。
2023.5.27時点 オッズ
男子選手一覧 | bet365 | ピナクル |
---|---|---|
カルロス・アルカラス | 2.50 | 2.56 |
ノバク・ジョコビッチ | 3.40 | 3.06 |
ホルガー・ルーネ | 8.00 | 7.25 |
ダニール・メドベージェフ | 10.00 | 7.03 |
ヤニック・シナー | 12.00 | 10.87 |
ステファノス・チチパス | 17.00 | 15.39 |
キャスパー・ルード | 19.00 | 17.21 |
アレクサンダー・ズべレフ | 26.00 | 21.19 |
アンドレイ・ルブレフ | 51.00 | 28.08 |
西岡良仁 | 501.00 | 提供なし |
ダニエル太郎 | 501.00 | 提供なし |
女子選手一覧 | bet365 | ピナクル |
---|---|---|
イガ・シフィオンテク | 1.83 | 1.952 |
アリナ・サバレンカ | 6.00 | 6.03 |
エレナ・リバキナ | 6.00 | 6.12 |
エレナ・オスタペンコ | 21.00 | 24.29 |
マルケータ・ヴァンドロショーヴァ | 29.00 | 39.73 |
バルボラ・クレチコバ | 29.00 | 23.58 |
オンス・ジャバー | 29.00 | 34.62 |
ジェシカ・ペグラ | 34.00 | 38.41 |
コリ・ガウフ | 34.00 | 31.11 |
日比野菜緒 | 501.00 | 提供なし |
男子シングルで注目を集めているのは、ノバク・ジョコビッチ選手とカルロス・アルカラス選手です。
ATP世界ランキングトップランカーであるノバク・ジョコビッチ選手は過去に何度もグランドスラムを制した実力者。グランドスラム以外のビックタイトル優勝回数もずば抜けているテニス界の王者です。
カルロス・アルカラス選手も優れた実績と高い実力を有しています。全仏オープンテニスでは過去開催時ベスト8まで勝ち進んだこともあり、今回でも期待が高まっています。
ラファエル・ナダル選手も濃厚でしたが、全仏オープンは欠場することでニュースになりました。来季で引退の意向を表明しています。
女子シングルでは、イガ・シフィオンテク選手に人気が集中しています。全仏オープンテニスでは2020年・2022年の2回優勝を果たしており、今回の開催でも動向に目が離せません。
日本人選手では男子は西岡良仁・ダニエル太郎、女子では日比野菜緒が出場します。
ブックメーカーテニス全仏オープンおすすめサイト3選
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注意点として、どの試合を見られるか、ライブストリーミングの品質・視聴条件などはブックメーカーによって大きく異なります。すべての試合に対応している訳ではないことは留意しておきましょう。
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ブックメーカー全仏オープンの優勝予想の賭け方について
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その他のブックメーカーの賭け方については、下記記事も併せてご覧ください。

アカウントログイン後、スポーツ種目から「テニス」を選択します。

「アウトライト」のマーケットから全仏オープン2023の「アウトライト優勝予想」を選択します。このとき女子トーナメントは全仏オープン女子の方を選択します。

賭けたい選手を予想します。

続いて「賭け金」を入力します。入力後、ベットするを選択すれば完了です。

試合途中で賭けから降りたくなったら、マイベットからキャッシュアウトを選択することで賭けから降りられます。

優勝予想にチャレンジしてみましょう!
まとめ
全仏オープンテニスはグランドスラムの中でも、優勝難易度が高いことで知られているタイトルです。テニスに詳しい方の中には、全仏オープンテニスをグランドスラム制覇における最大の壁と評する方もいます。
赤レンガを材料としたクレーコートはショットやサーブの速度を抑えるため、パワー系の選手にはやや不利。逆に持久力に長け、クレーコートにも対応できる柔軟性を有した選手が上位にランクインしやすい傾向にあります。
世界ランキング上位=全仏オープンテニスで勝ちやすいとは限らない点も、面白いポイントといえます。

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この記事では優勝オッズや全仏オープンの賭け方・視聴方法・おすすめブックメーカーについても解説します