セルティックFCは、スコットランドリーグでレンジャーズとともに毎年優勝争いを繰り広げているチームです。
5大リーグではないとセルティックは過小評価されがちも、毎年のようにCLへ出場しており、世界の強豪チームを苦しめています。
今シーズンも2位のレンジャーズと勝ち点で差を付けており、優勝をほぼ手中に収めています。
そこで今回は、強さの秘訣を解剖すべくセルティックFCのフォーメーション・スタメン・選手メンバーについて詳しく解説していきます。
目次
セルティックFCとは

概要 | 内容 |
---|---|
クラブ名 | セルティック・フットボール・クラブ |
設立年 | 1887年 |
ホームタウン | グラスゴー |
スタジアム | セルティック・パーク |
収容人数 | 60,411人 |
クラブの愛称 | The Bhoys(ザ・ボーイズ) |
監督 | アンジェ・ポステコグルー |
メインスポンサー | dafabet(アジアのブックメーカー会社) adidas(スポーツメーカー) |
国内獲得タイトル | スコティッシュ・プレミアリーグ:52回 スコティッシュカップ:40回 スコティッシュリーグカップ:21回 グラスゴー・カップ:28回 |
国際獲得タイトル | UEFAチャンピオンズカップ:1回 コロネーションカップ : 1回 |
平均年齢 | 26.0歳 |
グラスゴーを本拠地とするセルティックは、スコットランドの1部リーグで52回も優勝するなど、非常に歴史あるチームです。
かつてはフリーキックの名手中村俊輔も所属しており、マンチェスター・ユナイテッド相手に決めた直接フリーキックは今も記憶に新しいです。
中村俊輔はセルティックのレジェンドとして崇められており、アーセナルに所属するキーラン・ティアニー(元セルティック)なども尊敬する選手として挙げています。
日本人がセルティックという熱狂的チームに対して認知があるのは、中村俊輔選手のおかげですね。
そんなセルティックですが、現在はさらに日本とのパイプが深まり、5人もの日本人選手がクラブへ所属しています。
国際大会のチャンピオンズリーグでは、ほぼ毎年予選かグループステージで姿を消していますが、間違いなく世界を代表するチームの一つでしょう。
その証に、現監督や何人かの選手に対し、名門プレミアリーグのチームが補強を画策しているという報道も出ています。

セルティックは日本サッカー界との信頼が厚いことが分かりました!
セルティックFC 選手メンバー一覧
ポジション | 背番号 | 選手名 | 国籍 | 生年月日 | 前所属 | 昨シーズン成績(所属チーム) | 市場価値 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
GK | 1 | ジョー・ハート | イングランド | 1987年4月19日 | トリノ | 35試合・0得点 | 1.7m€ (約2億円) | |
GK | 31 | ベンヤミン・ジークリスト | スイス | 1992年1月31日 | ダンディー・U | 2試合・0得点 (ダンディー・U) | 800k€ (約1億円) | 新加入 |
GK | 29 | スコット・ベイン | スコットランド | 1991年11月22日 | 2試合・0得点 | 600k€ (約0.8億円) | ||
DF | 20 | キャメロン・カーター=ヴィッカース | アメリカ | 1997年12月31日 | トッテナム | 33試合・4得点 | 11.0m€ (約16億円) | |
DF | 4 | カール・スタルフェルト | スウェーデン | 1995年6月1日 | ルビン・カザン | 34試合・0得点 | 6.00m€ (約9億円) | |
DF | 57 | スティーブン・ウェルシュ | スコットランド | 2000年1月19日 | ケルト | 10試合・0得点 | 1.50m€ (約2億円) | |
DF | 18 | 小林友希 | 日本 | 2000年7月18日 | ヴィッセル神戸 | 22試合・0得点 (ヴィッセル神戸) | 600k€ (約0.8億円) | 新加入 |
DF | 2 | アリステア・ジョンストン | カナダ | 1998年10月8日 | モントリオール | 33試合・4得点 (モントリオール) | 6.00m€ (約9億円) | 新加入 |
DF | 56 | アンソニー・ラルストン | スコットランド | 1998年11月16日 | セント・ジョンストン | 28試合・4得点 | 1.50m€ (約2.5億円) | |
DF | 3 | グレッグ・テイラー | スコットランド | 1997年11月5日 | 24試合・0得点 | 6.00m€ (約9億円) | ||
DF | 25 | アレッサンドロ・ベルナベイ | アルゼンチン | 2000年9月24日 | ラヌース | 8試合・0得点 (ラヌース) | 3.00m€ (約4億円) | 新加入 |
MF | 42 | カラム・マグレガー | スコットランド | 1993年6月14日 | 33試合・2得点 | 8.00m€ (約12億円) | キャプテン | |
MF | 14 | デイビッド・ターンブル | スコットランド | 1999年7月10日 | マザーウェルFC | 25試合・6得点 | 4.50m€ (約7億円) | |
MF | 33 | マット・オライリー | デンマーク | 2000年11月21日 | ケルト | 16試合・4得点 | 7.00m€ (約10億円) | |
MF | 41 | 旗手怜央 | 日本 | 1997年11月21日 | 川崎フロンターレ | 17試合・4得点 | 6.50m€ (約9億円) | |
MF | 13 | アーロン・ムーイ | オーストラリア | 1990年9月15日 | 上海海港 | 0試合・0得点 (上海海港) | 4.00m€ (約6億円) | 新加入 |
MF | 24 | 岩田智輝 | 日本 | 1997年4月7日 | 横浜Fマリノス | 34試合・0得点 (横浜Fマリノス) | 1.30m€ (約2億円) | 新加入 |
MF | 16 | ジェームズ・マッカーシー | アイルランド | 1990年11月12日 | クリスタル・パレスFC | 10試合・0得点 | 1.20m€ (約2億円) | |
FW | 11 | リエル・アバダ | イスラエル | 2001年10月3日 | マッカビ・ペタフ・ティクヴァ | 36試合・10得点 | 7.00m€ (約10億円) | |
FW | 49 | ジェームズ・フォレスト | スコットランド | 1991年7月7日 | 19試合・1得点 | 3.0m€ (約4億円) | ||
FW | 17 | ジョッタ | ポルトガル | 1999年3月30日 | ベンフィカ | 29試合・10得点 | 12.00m€ (約17億円) | |
FW | 9 | セアド・ハクサバノビッチ | モンテネグロ | 1999年5月4日 | ユールゴーデン | 11試合・2得点 (ユールゴーデン) | 5.50m€ (約8億円) | 新加入 |
FW | 38 | 前田大然 | 日本 | 1997年10月20日 | 横浜F・マリノス | 16試合・6得点 | 6.00m€ (約9億円) | |
FW | 8 | 古橋亨梧 | 日本 | 1995年1月20日 | ヴィッセル神戸 | 20試合・12得点 | 9.00m€ (約13億円) | |
FW | 19 | オ・ヒョンギュ | 韓国 | 2001年4月12日 | 金泉尚武 | 33試合・5得点 (金泉尚武) | 1.80m€ (約2.5億円) |
セルティックには元マンチェスター・シティ所属のジョー・ハートや、元ベンフィカのジョッタなど、一流クラブに在籍していた選手が数名います。
そんな中でもチームの中心選手となっているのが日本人選手で、古橋・前田・旗手の日本人トリオが旋風を巻き起こしています。
個人成績で見ても、今シーズン古橋はリーグの得点ランキング1位を走っています。
さらにレンタルですが、小林と岩田も日本のチームから獲得し、フロントも日本には低コストで素晴らしい選手がいると強く認識しているのでしょう。
特に古橋や旗手の活躍は目覚ましく、プレミアリーグのクリスタル・パレスなどが狙っていると移籍の噂も出ています。

日本人選手が中心となっているチームなのですね!
今シーズンから新加入の選手情報
ポジション | 選手 | 移籍クラブ |
---|---|---|
FW | セアド・ハクサバノビッチ | ユールゴーデン/スウェーデン |
MF | アーロン・ムーイ | 上海海港/中国 |
MF | アレッサンドロ・ベルナベイ | ラヌース/アルゼンチン |
GK | ベンヤミン・ジークリスト (レンタル復帰) | ダンディーU/スコットランド |
DF | 小林友希 ※冬シーズンの移籍 | ヴィッセル神戸/日本 |
DF | アリステア・ジョンストン ※冬シーズンの移籍 | モントリオール/アメリカ |
MF | 岩田智輝 ※冬シーズンの移籍 | 横浜Fマリノス/日本 |
FW | オ・ヒョンギュ ※冬シーズンの移籍 | 水原三星/韓国 |
アレッサンドロ・ベルナベイは、セルティック初のアルゼンチン選手として加入しました。
U-24アルゼンチン代表にも飛び級で選出されており、将来性に期待の選手です。
冬シーズンには、岩田智輝・小林友希と日本人選手を新たに2名獲得しました。
岩田選手は途中出場ながらも出番を徐々に増やしており、今後の活躍に期待です。

日本人選手の活躍は嬉しいですね!
オフシーズンで退団した選手情報
ポジション | 選手 | 移籍クラブ |
---|---|---|
DF | ヨシプ・ユラノビッチ | ユニオン・ベルリン/ドイツ |
DF | モリッツ・イェンツ | シャルケ/ドイツ |
MF | オリバー・アビルゴー | ヴェローナ/イタリア |
MF | 井手口陽介 | アビスパ福岡/日本 |
MF | スコット・ロバートソン | レンヌ/フランス |
日本人として残念だったのが、井手口選手のJリーグ移籍です。
本来はセルティックでもレギュラーとして活躍する実力があるも、怪我でほとんど監督へアピールすることができず、公式戦3試合で去ることとなりました。
古橋選手や旗手選手らとともにセルティックを盛り上げ、日本代表へアピールしてほしかったですが、再起を目指して頑張ってほしいものです。
セルティックFCの基本戦術 フォーメーションについて

セルティックのフォーメーションは、4-3-3で構成されています。
戦術は基本的にハイプレスで、3トップの前線から高い位置でボールを奪いに行きます。
ボールを奪われた際にも、古橋や前田というスピードのある選手が早いプレッシングでボールを取り返し、ショートカウンターでゴールを目指します。
あとは中盤からセンターフォワード古橋の裏に抜けるパスを出し、そこから得点を狙うというシンプルなプレーも見られます。
前田、古橋のスピード、旗手のドリブル推進力と日本人3本柱が攻撃の中心となっています。

特に古橋はストライカーとして最重要選手となっています!
セルティックFC 2022-23のキープレーヤー
2022-23シーズンのセルテッィクFCのキープレイヤーを2名ご紹介します。
古橋亨梧:日本
生年月日:1995年1月20日
身長/体重:170cm・63kg
ポジション:FW
利き足:右足
国籍:日本
クラブ歴:FC岐阜→ヴィッセル神戸→セルティックFC
21/22シーズン成績:20試合・12得点・0アシスト
推定市場価格:9.00m€(約13億円)
古橋亨梧は現在スコティッシュ・プレミアリーグでリーグ得点王の大本命となっています。
古橋は持ち前のスピードを活かした裏への抜けだしが非常にうまく、一流のディフェンダーでも背後を取られると対応するのが難しいです。
さらにはゴール前での冷静さも兼ね備えており、ストライカーとして必要な要素を持っています。
しかし現状日本代表とは縁がなく、セルティックの監督であるポステコグルー氏も、リーグのレベルで判断しているなら森保監督と対談したいと話すほど疑問視されています。
古橋に対しては5大リーグも注目しており、プレミアリーグのクリスタル・パレスも興味津々と記事が出ています。
クリスタル・パレスが今シーズン1部残留を決めるようであれば、移籍の話題も本格化するかもしれません。

優勝争いレンジャーズからも複数得点を決めており、古橋は間違いなく5大リーグでも通用する選手と言われています。
旗手怜央|日本
生年月日:1997年11月21日
身長/体重:171cm・70kg
ポジション:FW
利き足:右足
国籍:日本
クラブ歴:川崎フロンターレ→セルテッィクFC
21/22シーズン成績:17試合・4得点・2アシスト
推定市場価格:6.50m€(約9億円)
旗手怜央は現在中盤の選手として落ち着いていますが、サイドバックもフォワードもこなせる非常にユーティリティなプレーヤーです。
複数ポジションこなせるのもサッカーIQの高さからきており、プレー自体も2手3手先を読むことができるため、現地ファンからの評価も非常に高いです。
2021年にはJリーグで年間ベストイレブンに選ばれており、現在の活躍は必然だったのかもしれません。
旗手にはプレミアリーグの名門ブライトンが狙っているという報道も出ていますので、近い将来三苫選手とともにプレーする可能性があるかもしれません。

旗手は万能さから、セルテッィクでも確固たる地位を確立しています。
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ユニフォームを着て一緒に応援しましょう!
まとめ
いかがでしたか。
今回は、セルテッィクFCのフォーメーション・スタメン・選手メンバーについて詳しく解説してきました。
セルテッィクは熱狂的ファンも多く、スコットランドでは名実ともに1番のクラブです。
そんなクラブでチームの顔として活躍している日本人選手がいるということは、とても誇らしいですね。
新たに小林や岩田も加わりましたので、日本人選手のさらなる活躍に期待しましょう。
それでは見ていきましょう!