ボルシア・ドルトムントは、ドイツのブンデスリーガに所属するチームです。
ドイツの名門として知られており、かつては元日本代表の香川真司も所属していました。
ドルトムントはビッグクラブへ選手を毎年のように放出しているイメージはありますが、それでも毎シーズン高い順位で結果を残しています。
そこで今回は、強さの秘訣を解剖すべくボルシア・ドルトムントのフォーメーション・スタメン・選手メンバーについて詳しく解説していきます。
目次
ボルシア・ドルトムントとは

概要 | 内容 |
---|---|
クラブ名 | ボルシア・ドルトムント |
設立年 | 1909年 |
ホームタウン | ドルトムント |
スタジアム | ジグナル・イドゥナ・パルク |
収容人数 | 81,365人 |
クラブの愛称 | シュヴァルツゲルプ(黒と黄色) |
監督 | エディン・テルジッチ |
メインスポンサー | 1&1(ドイツの通信事業者) エボニック(ドイツの化学品会社) |
国内獲得タイトル | ブンデスリーガ:5回 DFBポカール:5回 DFLスーパーカップ:6回 フジカップ:2回 オーバーリーガ・ヴェスト:6回 ヴェストファリアカップ:1回 |
国際獲得タイトル | UEFAチャンピオンズリーグ:1回 EFAカップウィナーズカップ:1回 トヨタカップ:1回 |
平均年齢 | 24.4歳 |
ボルシア・ドルトムントは、ドイツ・ドルトムントを本拠地とする世界屈指の強豪サッカークラブです。
ドルトムントのチームカラーは黒と黄で、黒黄にちなんでファンからはシュヴァルツゲルプと呼ばれています。
チームはユルゲン・クロップ氏が2008年に監督へ就任して以降上昇気流の乗り、2012年にはクラブ史上初の2冠を達成しました。
香川真司も2010年から2シーズンと、2014年からは5シーズン過ごしており、クラブのリーグ2連覇に貢献しました。
本人も当時を振り返り、クロップに出会えたことは最高だったと語っています。
香川選手も含め移籍市場で最高の立ち回りを見せるドルトムントは「ヨーロッパの才能工場」という異名で呼ばれることもあります。
- マリオ・ゲッツェ
- マティアス・ギンター
- 香川真司
- ウスマン・デンベレ
- マッツ・フンメルス
- イルカイ・ギュンドアン
- ピエール=エメリク・オーバメヤン
- ヘンリク・ムヒタリアン
- ソクラティス・パパスタソプーロス
- クリスチャン・プリシッチ
- ジェイドン・サンチョ
- アーリング・ハーランド

ほとんどの選手は現在も欧州5大リーグの強豪チームで活躍していますね!
ボルシア・ドルトムント 選手メンバー一覧
ポジション | 背番号 | 選手名 | 国籍 | 生年月日 | 身長・体重 | 前所属 | 昨シーズン成績(所属チーム) | 市場価値 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
GK | 1 | グレゴール・コーベル | スイス | 1997年12月6日 | 194cm・88kg | VfBシュトゥットガルト | 29試合・0得点 | 35.00m€ (約53億) | |
GK | 38 | ルカ・ウンベハウン | ドイツ | 2001年2月27日 | 185cm・82kg | ボルシア・ドルトムントⅡ | 0試合・0得点 | 1.00m€ (約1.5億) | |
GK | 33 | アレクサンダー・マイヤー | ドイツ | 1991年4月13日 | 195cm・90kg | ヤーン・レーゲンスブルク | 30試合・0得点 (レーゲンスブルク) | 1.00m€ (約1.5億) | 新加入 |
DF | 25 | ニクラス・ジューレ | ドイツ | 1995年9月3日 | 195cm・99kg | FCバイエルン・ミュンヘン | 28試合・1得点 (バイエルン) | 35.00m€ (約53億) | 新加入 |
DF | 4 | ニコ・シュロッターベック | ドイツ | 1999年12月1日 | 191cm・86kg | SCフライブルク | 32試合・4得点 (フライブルク) | 40.00m€ (約61億) | 新加入 |
DF | 15 | マッツ・フンメルス | ドイツ | 1988年12月16日 | 191cm・94kg | FCバイエルン・ミュンヘン | 23試合・1得点 | 6.50m€ (約10億) | |
DF | 26 | ユリアン・リェルソン | ノルウェー | 1997年11月17日 | 183cm・84kg | FCウニオン・ベルリン | 28試合・2得点 (ウニオン・ベルリン) | 10.00m€ (約15億) | 新加入 |
DF | 24 | トーマス・ムニエ | ベルギー | 1991年9月12日 | 190cm・82kg | パリ・サンジェルマンFC | 17試合・2得点 | 6.50m€ (約10億) | |
DF | 17 | マリウス・ヴォルフ | ドイツ | 1995年5月27日 | 188cm・81kg | ヘルタ・ベルリン | 27試合・3得点 | 9.00m€ (約14億) | |
DF | 2 | マテウ・モレイ | スペイン | 2000年3月2日 | 173cm・67kg | FCバルセロナB | 0試合・0得点 | 1.50m€ (約2億) | |
DF | 30 | フェリックス・パスラック | ドイツ | 1998年5月29日 | 170cm・74kg | ボルシア・ドルトムントⅡ | 10試合・1得点 | 1.50m€ (約2億) | |
DF | 13 | ラファエウ・ゲレイロ | ポルトガル | 1993年12月22日 | 170cm・71kg | FCロリアン | 23試合・4得点 | 20.00m€ (約30億) | |
DF | 36 | トム・ローテ | ドイツ | 2004年10月29日 | 193cm・88kg | ボルシア・ドルトムントⅡ | 2試合・1得点 | 3.50m€ (約5億) | |
DF | 14 | ニコ・シュルツ | ドイツ | 1993年4月1日 | 181cm・83kg | TSG1899ホッフェンハイム | 16試合・0得点 | 2.00m€ (約3億) | |
MF | 22 | ジュード・ベリンガム | イングランド | 2003年6月29日 | 180cm・75kg | バーミンガム・シティFC | 32試合・3得点 | 120.00m€ (約182億) | |
MF | 8 | マフムード・ダフード | ドイツ | 1996年1月1日 | 178cm・68kg | ボルシア・メンヒェングラートバッハ | 22試合・2得点 | 35.00m€ (約53億) | |
MF | 6 | サリフ・エズジャン | トルコ | 1998年1月11日 | 182cm・74kg | FCケルン | 31試合・2得点 (ケルン) | 12.00m€ (約18億) | 新加入 |
MF | 23 | エムレ・ジャン | ドイツ | 1994年1月12日 | 184cm・82kg | ユベントスFC | 24試合・5得点 | 14.00m€ (約21億) | |
MF | 7 | ジョバンニ・レイナ | アメリカ | 2002年11月13日 | 183cm・68kg | ボルシア・ドルトムントⅡ | 10試合・2得点 | 28.00m€ (約42億) | |
MF | 19 | ユリアン・ブラント | ドイツ | 1996年5月2日 | 185cm・83kg | バイエル・レバークーゼン | 31試合・9得点 | 40.00m€ (約61億) | |
MF | 11 | マルコ・ロイス | ドイツ | 1989年5月31日 | 180cm・71kg | ボルシア・メンヒェングラートバッハ | 29試合・9得点 | 9.00m€ (約14億) | キャプテン |
FW | 27 | カリム・アデイェミ | ドイツ | 2002年1月18日 | 177cm・75kg | レッドブル・ザルツブルク | 29試合・19得点 (ザルツブルク/AUT) | 35.00m€ (約53億) | 新加入 |
FW | 43 | ジェイミー・バイノ=ギテンス | イングランド | 2004年8月8日 | 175cm・70kg | ボルシア・ドルトムントⅡ | 4試合・0得点 | 14.00m€ (約21億) | |
FW | 16 | ジュリアン・デュランビル | ベルギー | 2006年5月5日 | 170cm・-kg | RSCアンデルレヒト | 0試合・0得点 (アンデルレヒト) | 5.00m€ (約8億) | 新加入 |
FW | 21 | ドニエル・マレン | オランダ | 1999年1月19日 | 179cm・78kg | PSVアイントホーフェン | 27試合・5得点 | 16.00m€ (約24億) | |
FW | 9 | セバスティアン・アレ | コートジボワール | 1994年6月22日 | 190cm・82kg | アヤックス・アムステルダム | 31試合・21得点 (アヤックス) | 30.00m€ (約45億) | 新加入 |
FW | 18 | ユスファ・ムココ | ドイツ | 2004年11月20日 | 179cm・75kg | ボルシア・ドルトムントⅡ | 16試合・2得点 | 30.00m€ (約45億) | |
FW | 20 | アンソニー・モデスト | フランス | 1988年4月14日 | 187cm・84kg | FCケルン | 32試合・20得点 (ケルン) | 1.00m€ (約1.5億) | 新加入 |
ドルトムントの現キャプテンはマルコ・ロイスですが、約10年前のリーグ優勝を経験している数少ない選手です。
一昔前は多くのケガに泣かされ“Pechvogel”(運の悪い人)と呼ばれていましたが、今ではシーズン通してもほとんど怪我に泣かされることなくパフォーマンスを発揮しています。
チームの象徴は在籍期間の長いマルコ・ロイスやマッツ・フンメルスですが、今世界で最も注目される一人となっているのはジュード・ベリンガムです。
ベリンガムは年齢が若く将来性もあり、すでにイングランド代表としてもスタメンに定着する安定したプレーを見せていることから、市場価値でも約180億の評価を受けています。
現在ドルトムントの好調を支えているキープレイヤーですが、ヨーロッパの売却工場のリストに追加される日も近いかもしれません。

ベリンガムが売却される場合は、今シーズン退団したアーリング・ハーランドの移籍金約80億よりもはるかに高い金額になると予想されています。
今シーズンから新加入の選手情報
ポジション | 選手名 | 前所属 | 形式 |
---|---|---|---|
GK | アレクサンダー・マイヤー | ヤーン・レーゲンスブルク | 完全移籍 |
DF | ニクラス・ジューレ | FCバイエルン・ミュンヘン | 完全移籍 |
DF | ニコ・シュロッターベック | SCフライブルク | ローン終了 |
DF | ユリアン・リェルソン | FCウニオン・ベルリン | 完全移籍 |
MF | サリフ・エズジャン | FCケルン | 完全移籍 |
FW | カリム・アデイェミ | レッドブル・ザルツブルク | 完全移籍 |
FW | セバスティアン・アレ | アヤックス・アムステルダム | 完全移籍 |
FW | ジュリアン・デュランビル ※冬シーズンの移籍 | RSCアンデルレヒト | 完全移籍 |
FW | ユリアン・リエルソン ※冬シーズンの移籍 | ウニオン・ベルリンFC | 完全移籍 |
バイエルン・ミュンヘンから退団したニクラス・ジューレは、フリートランスファーでドルトムントに加入しました。
ジューレは2019-20シーズンの3冠をはじめ数々のタイトルを獲得しましたが、新天地をライバルクラブへ移すことを決意します。
移籍を決意した理由として、バイエルンではキャリアの中でふさわしいと思うだけのリスペクトを常に受けて来れなかったと語っています。
ジューレはセンターバックの一角として、移籍1年目からドルトムントで活躍しています。
もう一人注目したいのがセバスティアン・アレです。
よくセバスティアン・ハラーと表記されていますが、正しくはハラーではなく「アレ」の発音が正しいようです。
アレは期待のルーキーとして約51億でドルトムントへ加入しましたが、加入直後に精巣ガンがみつかり、長期離脱を強いられます。
しかしその後は手術を成功させ事なきを得て、約半年の療養後にドルトムントでデビューを果たしています。

ガンにも負けずに再起する姿は、人々に感動を与えますね。
オフシーズンで退団した選手情報
ポジション | 選手名 | 移籍先 | 形式 |
---|---|---|---|
GK | マルヴィン・ヒッツ | FCバーゼル | 契約満了 |
GK | ロマン・ビュルキ | セントルイス・シティSC | 完全移籍 |
DF | マルセル・シュメルツァー | なし | 現役引退 |
MF | アクセル・ヴィツェル | アトレティコ・マドリード | 完全移籍 |
FW | アーリング・ハーランド | マンチェスター・シティFC | 完全移籍 |
FW | トルガン・アザール ※冬シーズンの移籍 | PSVアイントホーフェン | ローン |
ドルトムント一筋だったマルセル・シュメルツァーですが、膝の怪我の影響もあり、現役引退を決意しました
左サイドバックとして公式戦367試合に出場し、ブンデスリーガ連覇やDFBポカールで3度の優勝を経験しています。
元日本代表の香川真司とも良好な関係であることが知られていますね。
続いて兼ねてから移籍が噂されていたアーリング・ハーランドですが、マンチェスター・シティへ約80億円で移籍しました。
最有力とされていたレアル・マドリードではなくマンチェスター・シティへの移籍を決めたのは意外でしたが、近い将来レアル・マドリードへ移籍すると言われています。
リーグ戦67試合で62得点を決めた怪物はマンチェスター・シティ移籍初年度でも圧巻の活躍を見せており、プレミアリーグ最多得点記録をあっさりと更新しました。

現役最強の選手を決めるなら、キリアン・エムバペかアーリング・ハーランドが最有力です。
契約詳細は分かりませんが、マンチェスター・シティがハーランドを約80億で獲得できたことは、超バーゲンセールだったと言われています。
ボルシア・ドルトムントの基本戦術 フォーメーションについて

ボルシア・ドルトムントのフォーメーションは、4-2-3-1で構成されています。
ドルトムントはポゼッションサッカーを中心とした攻撃的な戦術を採用しており、中盤が攻撃の起点となります。
ジュード・ベリンガムなどの攻撃的な中盤の選手が攻撃をリードし、攻撃的なプレーを展開していきます。
もしくは両サイドバックがオーバーラップするか、高い位置からのプレスでショートカウンターを狙います。
守備時にはスペースを狭めて相手の運動量を抑え、ボールを奪いショートカウンターに転じます。
総じてドルトムントの戦術は、攻撃的でスピーディーなプレーを前提としており、展開の速いサッカーが魅力となっています。

攻守の切り替えが早く、スピーディなサッカーなのですね!
ボルシア・ドルトムント 2022-23のキープレーヤー
2022-23シーズンのボルシア・ドルトムントのキープレイヤーを2名ご紹介します。
ジュード・ベリンガム|イングランド代表
生年月日:2003年6月29日
身長/体重:180cm・75kg
ポジション:MF
利き足:右
国籍:イングランド
クラブ歴:バーミンガム・シティFC→ボルシア・ドルトムント
21/22シーズン成績
フィオレンティーナ:32試合・3得点・8アシスト
推定市場価格:120.00m€(約182億)
ジュード・ベリンガムは右利きで、ポジションはミッドフィルダーです。
イングランドの至宝と言われており、ドルトムントには17歳ながら2500万ユーロ(約38億円)で加入しています。
移籍時当時は17歳であり、世界最高額のU-18選手の移籍金となりました。
守備時には長い手足を活かして相手からボールを絡めとり、体格も良いため簡単にボールを失うことがありません。
攻撃でも中盤から違いを生み出す選手として、今シーズンもドルトムントで大活躍しています。
レアル・マドリードが200億前後と大金を用意して獲得を狙っているようですので、今後の去就にも注目です。

ワールドカップにも既にイングランド代表の主力として出場していますが、これでまだ19歳というのが末恐ろしいですね!
マルコ・ロイス|ドイツ代表
生年月日:1989年5月31日
身長/体重:180cm・71kg
ポジション:MF
利き足:右
国籍:ドイツ
クラブ歴:ロート・ヴァイス・アーレン→ボルシアMG→ボルシア・ドルトムント
21/22シーズン成績
フィオレンティーナ:21試合・6得点・4アシスト
推定市場価格:9.00m€(約14億)
マルコ・ロイスは右利きで、ポジションはミッドフィルダーです。
ドルトムントの現キャプテンで、在籍は2012年からと非常に長いミスタードルトムントです。
香川真司がドルトムントに在籍していたころのロイスは怪我がちの印象でしたが、近年はコンスタントに試合に出ており、チームをけん引しています。
スピードとテクニックを兼ね備えたプレーヤーであり、ドルトムントがタイトルを獲得するためには、欠かせない存在となっています。

パス・シュート・ドリブルとすべてが一流のプレーヤーです。
ボルシア・ドルトムントのユニフォーム 2022-23 購入方法

ボルシア・ドルトムントを応援するべくユニフォームを購入したい!方は、KAMOなどの専門のショップや楽天・Amazonなどでも購入が可能です!

ユニフォームを着て一緒に応援しましょう!
まとめ
いかがでしたか。
今回は、ボルシア・ドルトムントのフォーメーション・スタメン・選手メンバーについて詳しく解説してきました。
今シーズンはバイエルン・ミュンヘンが不調なこともあり、終盤まで優勝の可能性を残していますので、ベリンガムが在籍しているうちになんとかタイトルを獲得できると良いですね。

ドルトムントの活躍に今後も期待しましょう!
それでは見ていきましょう!