クリスタル・パレスFCは、イングランドのプレミアリーグに所属するチームです。
近年の研究により、クリスタルパレスは1861年に創設されたプレミアリーグ最古のチームというデータでも話題となりました。
リーグでは10位~14位と毎年中位から下位に終わることが多いですが、しぶとく1部リーグに残り続けています。
そこで今回は、クリスタル・パレスFCのフォーメーション・スタメン・選手メンバーについて詳しく解説していきます。
目次
クリスタル・パレスFCとは

概要 | 内容 |
---|---|
クラブ名 | クリスタル・パレス・フットボール・クラブ |
設立年 | 1861年 |
ホームタウン | ロンドン |
スタジアム | セルハースト・パーク |
収容人数 | 25,486人 |
クラブの愛称 | イーグルス(ワシ) |
監督 | ロイ・ホジソン |
メインスポンサー | cinch(イギリスのオンラインカーマーケット会社) Macron(ユニフォームサプライヤー) |
国内獲得タイトル | チャンピオンシップ:2回 サードディビジョン:1回 フルメンバーズカップ:1回 |
国際獲得タイトル | なし |
平均年齢 | 27.0歳 |
クリスタル・パレスFCは、イギリスのサウス(南)ロンドンに位置するチームです。
ファンからはクラブエンブレムのeagle(ワシ)にかけてイーグルスと呼ばれています。
ユニフォームは赤と青で非常にバルセロナと似ていますが、これはバルセロナからインスピレーションを受けて現在のユニフォームを使用しています。
ロンドンを本拠地としていますので、他のロンドンを本拠地とするクラブとはライバル関係にあり、ロンドンダービーと称して熱い戦いが繰り広げられています。
- アーセナル
- チェルシー
- クリスタル・パレス
- トッテナム・ホットスパー
- ブレントフォードFC
この5チームの中でも、とくに同じサウスロンドンが本拠地のブライトンと最大のライバル関係にあります。
今シーズンのパレスは、アーセナルの英雄パトリック・ヴィエラ氏が監督を務めていました。
しかし、28試合を終えた時点で降格圏のチームと勝ち点3差という危機的な状況もあり、シーズン途中からロイ・ホジソン氏が後任で監督へ就任しています。
ホジソン監督は、2017年から4シーズンクリスタル・パレスの監督を務めていました。
年齢的な部分もあり昨年で監督業を引退していましたが、かつて指揮したチームを助けるべく、今シーズン終了までの契約で現場へ戻ってきています。

ロンドンは東京と比べると約7割の面積ですので、いかにロンドンがサッカークラブでひしめいているかが分かりますね。
クリスタル・パレスFC 選手メンバー一覧
ポジション | 背番号 | 選手名 | 国籍 | 生年月日 | 身長・体重 | 前所属 | 昨シーズン成績(所属チーム) | 市場価値 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
GK | 21 | サム・ジョンストン | イングランド | 1993年3月25日 | 193cm・86kg | ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン | 36試合・0得点 (WBA) | 4.00m€ (約6億円) | 新加入 |
GK | 13 | ビセンテ・グアイタ | スペイン | 1987年1月10日 | 190cm・81kg | ヘタフェ | 30試合・0得点 | 1.50m€ (約2億円) | |
DF | 6 | マーク・グエヒ | イングランド | 2000年7月13日 | 182cm・82kg | スウォンジー・シティ | 36試合・2得点 | 35.00m€ (約52億円) | |
DF | 16 | ヨアキム・アンデルセン | デンマーク | 1996年5月31日 | 192cm・87kg | フルアム | 34試合・0得点 | 32.00m€ (約48億円) | |
DF | 26 | クリス・リチャーズ | アメリカ | 2000年3月28日 | 188cm・87kg | ホッフェンハイム | 19試合・1得点 (ホッフェンハイム) | 4.00m€ (約6億円) | 新加入 |
DF | 36 | ネイサン・ファーガソン | イングランド | 2000年10月6日 | 184cm・76kg | ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン | 1試合・0得点 | 10.00m€ (約15億円) | |
DF | 5 | ジェームズ・トムキンス | 元イングランド | 1989年3月29日 | 192cm・74kg | ウェストハム・ユナイテッド | 8試合・1得点 | 1.00m€ (約1億円) | |
DF | 17 | ナサニエル・クライン | イングランド | 1991年4月5日 | 175cm・67kg | リバプール | 16試合・0得点 | 3.00m€ (約4億円) | |
DF | 2 | ジョエル・ウォード | イングランド | 1989年10月29日 | 188cm・83kg | ポーツマス | 28試合・0得点 | 2.00m€ (約3億円) | |
DF | 3 | タイリック・ミッチェル | イングランド | 1999年9月1日 | 174cm・66kg | クリスタル・パレスユース | 36試合・0得点 | 28.00m€ (約42億円) | |
MF | 28 | シェイク・ドゥクレ | マリ | 2000年1月8日 | 180cm・73kg | RCランス | 27試合・0得点 (RCランス) | 30.00m€ (約45億円) | 新加入 |
MF | 8 | アルベール・ザンビ・ロコンガ | ベルギー | 1999年10月22日 | 183cm・67kg | アーセナル | 19試合・0得点 (アーセナル) | 15.00m€ (約22億円) | 新加入 |
MF | 29 | ナウィル・アハマダ | フランス | 2002年3月29日 | 183cm・73kg | シュトゥットガルト | 3試合・0得点 (シュトゥットガルト) | 4.00m€ (約6億円) | 新加入 |
MF | 19 | ウィル・ヒューズ | イングランド | 1995年4月17日 | 185cm・74kg | ワトフォード | 16試合・0得点 | 5.00m€ (約7億円) | |
MF | 44 | ヤイロ・リーデバルト | オランダ | 1996年9月9日 | 182cm・79kg | アヤックス | 3試合・0得点 | 4.00m€ (約6億円) | |
MF | 4 | ルカ・ミリボイェビッチ | セルビア | 1991年4月7日 | 186cm・80kg | オリンピアコス | 15試合・0得点 | 2.50m€ (約4億円) | キャプテン |
MF | 18 | ジェームズ・マッカーサー | スコットランド | 1987年10月7日 | 178cm・75kg | ウィガン | 21試合・0得点 | 700k€ (約1億円) | |
MF | 15 | ジェフリー・シュラップ | ガーナ | 1992年12月23日 | 178cm・72kg | レスター・シティ | 32試合・4得点 | 8.00m€ (約12億円) | |
MF | 10 | エベレチ・エゼ | イングランド | 1998年6月29日 | 173cm・67kg | QPR | 13試合・1得点 | 30.00m€ (約45億円) | |
FW | 7 | マイケル・オリース | フランス | 2001年12月12日 | 184cm・68kg | レディング | 26試合・2得点 | 27.00m€ (約40億円) | |
FW | 11 | ウィルフリード・ザハ | コートジボワール | 1992年11月10日 | 180cm・66kg | カーディフ | 33試合・14得点 | 17.00m€ (約25億円) | |
FW | 22 | オドソンヌ・エドゥアール | フランス | 1998年1月16日 | 187cm・83kg | セルティック | 28試合・6得点 | 4.00m€ (約6億円) | |
FW | 14 | ジャン=フィリップ・マテタ | フランス | 1997年6月28日 | 192cm・88kg | マインツ | 22試合・5得点 | 9.00m€ (約13億円) | |
FW | 9 | ジョーダン・アユー | ガーナ | 1991年9月11日 | 182cm・80kg | スウォンジー・シティ | 31試合・3得点 | 6.00m€ (約9億円) |
クリスタル・パレスのキャプテンには、2016年からチームへ加入している古株のルカ・ミリボイェビッチが務めています。
パレスはプレミアリーグきっての個人技集団としても知られており、
- エベレチ・エゼ
- マイケル・オリース
- ウィルフリード・ザハ
など個人で状況を打開できる選手が多く在籍しており、試合を観ていても面白いチームとなっています。

エースのザハは何度もビッグクラブ移籍の噂が出ていますが、長らくパレスに残留して戦っています。
今シーズンから新加入の選手情報
ポジション | 選手名 | 前所属 | 形式 |
---|---|---|---|
GK | サム・ジョンストン | ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン | 自由移籍 |
DF | クリス・リチャーズ | バイエルン・ミュンヘン | 完全移籍 |
MF | シェイク・ドゥクレ | RCランス | 完全移籍 |
MF | マルコム・エビオウェイ | ダービー | 自由移籍 |
MF | ジェイコブ・モンテス | RWDモレンベーク | 復帰 |
MF | ナウィル・アハマダ ※冬シーズンの移籍 | シュトゥットガルト | 完全移籍 |
MF | アルベール・ザンビ・ロコンガ ※冬シーズンの移籍 | アーセナル | ローン |
今シーズンはRCランスで主軸だったシェイク・ドゥクレを獲得しました。
昨シーズンの活躍は中盤で攻守に渡り貢献していたコナー・ギャラガーの功績が大きかった半面、オフシーズン代わりとなる選手の獲得に苦労しました。
ドゥクレは昨シーズンのランスで、インターセプト数68回とリーグ・アンのMFの中で3位の好成績を残しており、特に守備的なMFとしてギャラガーに代わる活躍を期待されています。
冬シーズンには、アーセナルからアルベール・ザンビ・ロコンガをローンで獲得しました。
ロコンガは若手有望株としてアーセナルへやってきましたが、パーティーやジャカと比べると物足りず、しばらくベンチ生活が続きました。
セントラルミッドフィルダーとして覚醒する可能性は十分にありますので、クリスタル・パレスでの活躍に期待です。

ドゥクレとロコンガは、加入後ダブルボランチでお互い積極的に使われています!
オフシーズンで退団した選手情報
ポジション | 選手名 | 前所属 | 形式 |
---|---|---|---|
GK | レミ・マシューズ | セント・ジョンストン | ローン |
DF | マーティン・ケリー | ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン | 自由移籍 |
MF | ヤロスワフ・ヤッフ | ザグウェンビェ・ルビン | 自由移籍 |
MF | ジェイコブ・モンテス | ボタフォゴ | 自由移籍 |
MF | シェイク・クヤテ | ノッティンガム・フォレスト | 自由移籍 |
MF | コナー・ギャラガー | チェルシー | 復帰 |
FW | クリスティアン・ベンテケ | D.C.ユナイテッド | 完全移籍 |
FW | ルーク・プランジ | RWDモレンベーク | ローン |
GK | ジャック・バトランド ※冬シーズンの移籍 | マンチェスター・ユナイテッド | ローン |
FW | マルコム・エビオウェイ ※冬シーズンの移籍 | ハル・シティ | ローン |
オフシーズンのパレスは、チェルシーからの要望がありローンで獲得していたコナー・ギャラガーを手放しています。
ギャラガーはシーズンの序盤からスタメンに名前を連ね、中盤の要としてほぼ全試合に出場しました。
最終的には2021-22シーズンのクラブ年間最優秀選手にも選ばれる活躍を見せており、クラブはギャラガーに代わる穴埋めを必死になって探しています。
もう一人、ベルギー代表としてロメロ・ルカクに引けを取らない怪物と言われていたクリスティアン・ベンテケですが、オフシーズンでD.C.ユナイテッドへ移籍しました。
ベンテケはリバプールでエースストライカーになれると思われていましたが、期待外れの結果でクリスタル・パレスへやってきました。
パレスでも加入1年目こそ15ゴールを挙げる活躍を見せますが、それ以降はぱっとせず、結局覚醒することはありませんでした。
移籍先のD.C.ユナイテッドの監督は、かつてマンチェスター・ユナイテッドのエースストライカーだったウェイン・ルーニー氏が務めていますので、ルーニーの指導によりベンテケがもう一花咲かせることに期待です。

ギャラガーはサッカー界きってのイケメンで、現地の女性ファンからも大人気でした!
クリスタル・パレスFCの基本戦術 フォーメーションについて

クリスタル・パレスFCのフォーメーションは、4-1-2-3で構成されています。
パレスは2013-14シーズンに昇格して以降毎年のように残留の危機に危ぶまれますが、何とかプレミアリーグの残り続けています。
数シーズン前までのパレスはFWへロングボールのパスで預け、下位チームの戦いらしい単調なサッカーが印象的でした。
しかし、前監督のパトリック・ヴィエラが就任してからはポゼッション重視で攻め入るサッカーに変化し、最後はザハなどの個人技で得点を決める型を完成させています。
守備でも積極的なプレッシングを行うようになり、現代らしい流動的なサッカーを展開していました。
大きくサッカーの戦術・スタイルが変わって以降、今シーズンは思うような結果が出ず監督もホジソン氏へ代わっていますが、以前のようなロングボールサッカーではなく、攻撃的に攻めていくサッカーを採用しています。
また、クリスタル・パレスは今シーズン面白いデータがあり、先制された試合で逆転勝ちしたパターンがリーグで一番多いそうです。
先制されても焦ることなく普段通りのプレーでゴールを狙えることも、今シーズン中位をキープできている要因なのかもしれません。

ホジソン監督の再就任もあり、今シーズンもクリスタル・パレスはプレミアリーグ残留が確定しました!
クリスタル・パレスFC 2022-23のキープレーヤー
2022-23シーズンのクリスタル・パレスFCのキープレイヤーを1名ご紹介します。
ウィルフリード・ザハ|コートジボワール代表
生年月日:1992年11月10日
身長/体重:180cm・66kg
ポジション:FW
利き足:右
国籍:コートジボワール
クラブ歴:クリスタル・パレス→マンチェスター・ユナイテッド→クリスタル・パレスFC
21/22シーズン成績:33試合・14得点・1アシスト
推定市場価格:17.00m€(約25億円)
ウィルフリード・ザハは右利きの選手で、ポジションは左ウイングです。
プレミアリーグ屈指のドリブラーとして名を馳せており、今シーズンも巧みなドリブルでスタジアムを沸かせています。
一度は名門マンチェスター・ユナイテッドへ移籍するも、2シーズンで4試合の出場と思うような結果を残せず、パレスへ復帰しました。
それでもザハはチャンピオンズリーグの出場に強いこだわりがあり、何度も移籍の噂が取り沙汰されていますが、今シーズンもパレスの一員として戦っています。
ザハはBIG6相手の前線に枚数をかけられない試合でも一人で局面を打開できる選手ですので、来シーズンもザハの去就問題はチームの結果に大きく影響することでしょう。

たとえ負け試合でも、ザハのプレーだけでも見られたからよかった!と思わせてくれる選手です。
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ユニフォームを着て一緒に応援しましょう!
まとめ
いかがでしたか。
今回は、クリスタル・パレスFCのフォーメーション・スタメン・選手メンバーについて詳しく解説してきました。
前線の個人技にやや頼りがちな印象はありますが、戦術に流動性を持たせたりとしっかりと現代に合わせてチームも進化しています。
中堅チームながらもBIG6を食らう曲者チームとして、今後もプレミアリーグを盛り上げてほしいですね。

ご覧いただきありがとうございました!
それでは見ていきましょう!